『伊勢物語』と皇室文化の研究―近世の絵画と注釈書を中心に―

《伊势物语》与帝国文化研究 - 以近代早期绘画和评论为中心 -

基本信息

批准号：
20K00192
负责人：
大口裕子
金额：
$ 1.91万
依托单位：
Osaka Metropolitan University (2022)Osaka Prefecture University (2020-2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

研究代表者（大口裕子）：美術史について、伊勢物語絵の全体的な把握を進めるべく、引き続き『伊勢物語』を主題とする関連作品を、大阪芸術大学教授・河田昌之氏主催の調査にも参加しつつ進めた。その内容は、伊勢物語の主題の多様な展開に目配りしたもので、染織の下絵、かるたなどの工芸品にまで及び、それぞれの用途における表現の特徴などを検討した。同時に、伊勢物語絵や『伊勢物語』を主題とする工芸におけるモチーフについても横断的に考察し、伊勢物語絵との関連の深い源氏物語絵や、他の絵巻などの絵画作品との比較も踏まえて研究した。絵師や工房は伊勢物語絵も源氏物語絵も遺している。そのため、さらに研究テーマの一つである住吉派の手になる源氏物語絵の作品調査も行い、伊勢物語絵との関連について考察した。国文学について、分担者の青木賜鶴子氏が翻刻、解題の執筆を行った北村季吟の『初度本伊勢物語拾穂抄』（大阪大学附属図書館蔵）について、代表者は翻刻の一部を担当していたが、今年度に出版されるにあたり校正を重ねた。他に、歴代天皇の伊勢物語との関わりを確認するとともに、本年は特に、明治天皇と『伊勢物語』を主題とする文化財との関係も検討し、発表した。東国や東北の歌枕の宝庫でもある『伊勢物語』の舞台となった地を行幸した天皇は、明治天皇が初めてであるためである。・研究分担者は（青木賜鶴子）：上記『初度本伊勢物語拾穂抄』と版本『伊勢物語拾穂抄』（延宝八年刊）の解題と翻刻の校正を行った。また、香雪美術館蔵伝世尊寺行尹・行房筆になる『伊勢物語』の第四十九段の本文と、伊勢物語絵、『源氏物語』総角巻との関わりについての論文を寄稿した。さらに、『大和物語』、『拾遺和歌集』、『源氏物語』の注釈書等の古典文学を大阪との観点から論じた二本の論文が活字化された。

研究总监（大口优子）：关于艺术史，为了全面了解伊势物语绘画，我们将在大阪艺术大学河田正之教授主办的调查中继续研究以“伊势物语”为主题的相关作品我继续参加。研究内容以《伊势物语》主题的多样化发展为中心，延伸至染织草图和歌牌等工艺品，探讨了每种用途的表现特征。同时，我们也会对以伊势物语为主题的伊势物语绘画和工艺品的母题进行横向思考，并考虑与与伊势物语密切相关的源氏物语绘画的比较。绘画，以及其他绘画，例如画卷，我研究过。画家和工作室留下了伊势物语画和源氏物语画。为此，我也对作为研究主题之一的住吉派创作的源氏物语画作品进行了调查，并思考了与伊势物语画的关系。日本文学方面，代表人负责北村纪银《大阪大学图书馆藏书》《书目本伊势物语集凤书》的部分抄写工作，由合作伙伴青木鹤子抄写并撰写注释。不过，今年出版前，它经过了反复校对。今年，除了确认历代天皇与《伊势物语》的关系外，还特别研究并公布了明治天皇与以《伊势物语》为主题的文化遗产的关系。这是因为明治天皇是第一个访问《伊势物语》所在地的天皇，这里也是东国和东北的诗枕宝库。・研究员（青木鹤子）：校对上述《著作本伊势物语集芳书》的注释和抄本以及《伊势物语集芳书》的印刷本（延保八年出版）。他还贡献了一篇论文，研究了由香雪博物馆收藏的濑尊寺行天和行房所著的《伊势物语》第 49 章的文本与《伊势物语》插图和整幅方形卷轴之间的关系。《源氏物语》。此外，还发表了两篇讨论《大和物语》、《水若舟》等古典文学的论文以及从大阪的角度对《源氏物语》进行评论的文章。