上演芸術における「文化の編み合わせ」：1920年代フランスの「能」研究とその受容

表演艺术中的“文化交织”：20年代法国“能剧”研究及其接受

基本信息

批准号：
20K00139
负责人：
長野順子
金额：
$ 2.08万
依托单位：
Osaka University of Arts
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K00139/
关键词：
上演芸術前衛劇運動能楽仮面身体所作前衛劇

项目摘要

20世紀初頭ヨーロッパの前衛劇運動に関わった人々が共有していた日本の「能」への関心とそれがもたらした影響をめぐる「文化の編み合わせ」について、以下のような調査と研究及び研究発表を行った。（1）20世紀初頭のイギリスやフランスで先鋭的な演劇改革を目指した前衛劇運動は、一般向けのリアリズム演劇に対抗するなかで、日本の伝統芸能における「能」の面や様式的な身体表現に関心をもっていたことを明らかにした。とくに、イギリス人G.クレイグ編集の演劇雑誌『仮面』（1908-29）での「能」の紹介記事等や、フランスの演出家J.コポーの演劇学校での「能」上演の試み等について調査を進めた。（2）また前衛芸術の雑誌『SIC』（1916-19）を創刊したP.アルベール=ビローによるプラトー劇場発足までの歩みを、当初の人形劇作品及び日本人アーティスト瓜生靖に触発された習作等を中心に考察した。プラトー劇場については、独自のセルフポートレート写真家Ｃ.カーアンの俳優としての短期間の関与に焦点を当てた。また、瓜生から無表情で抑制した演技を受け継いだ彼女が、仮面の使用と人形的な動きによる身体感覚の変容や自己の多重化を自らの「永続的なカーニヴァル」としてどのように捉えていたのかについて考察した。（3）2022年8月に北フランスのスリジー国際文化センターで開催されたC.カーアンをテーマとしたシンポジウムにおいて‘L'univers carnavalesque chez Claude Cahun par le prisme du masque et de la marionnette’と題する研究発表を行った。新型コロナウィルス感染拡大により1年遅れで実現されたこの企画には特別に日本からZOOMによる参加となったが、これにより大きな成果を得た。

以下调查、研究和研究是围绕对日本“能剧”的兴趣及其影响进行的“文化交织”，这是欧洲先锋戏剧运动参与者所共有的。 20 世纪初进行了介绍。（1）20世纪初期，英国和法国以激进的戏剧改革为目标，反对面向大众的现实主义戏剧，发展出了对表达的兴趣。特别是G.克雷格主编的英国戏剧杂志《Masked》（1908-29）中有介绍《能剧》的文章，以及法国导演J.科波在戏剧学校表演《能剧》的尝试我们继续进行调查。 (2) 还介绍了创办前卫艺术杂志《SIC》（1916-19）的 P. Albert Billot 直至创立高原剧院的历史，包括他最初的木偶戏剧作品和研究受到日本艺术家 Yasushi Uryu 的启发，我们主要考虑了以下内容。对于高原剧院，我们关注的是独立自画像摄影师 C. Kahan 作为演员的短暂参与。还有，继承了乌流无感情、内敛表演风格的她，如何将通过面具和木偶般的动作所带来的身体感觉的转变和自我的多重化视为自己的“永恒的狂欢”？ (3) 2022 年 8 月在法国北部 Slizy 国际文化中心举办的以 C. Cahun 为主题的研讨会上发表了题为“L'univers carnavalesque chez Claude Cahun par le prisme du masque et de la marionnette”的研究成果。这个由于新型冠状病毒的传播而推迟了一年的项目，虽然有日本通过ZOOM特别参与，但取得了很好的成果。