無形文化遺産の可視化、資料化と活用の可能性：東南アジアにおける比較研究

可视化、记录和利用非物质文化遗产的可能性：东南亚的比较研究

基本信息

批准号：
20H00693
负责人：
小田島理絵
金额：
$ 0.24万
依托单位：
Tokyo Woman's Christian University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2021-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20H00693/
关键词：
文化遺産文化人類学東南アジア

项目摘要

【研究目的】東南アジアの無形文化遺産に焦点を置き、1.形のないものとしての無形文化遺産の資料化の現状、2.無形文化遺産の資料化における継承当事者の視点、3.資料化された無形文化遺産の活用の現状と可能性の考察を目的とした。【研究方法】一次資料・二次資料の検証を行い、東南アジアにおける成果発表とディスカッションを実施した。【研究成果】国際連合教育科学文化機関（以下ユネスコ）の1972年世界遺産条約以後、文化遺産保護の世界的潮流は、有形文化遺産に焦点を置いた。しかし、2003年にはユネスコによる無形文化遺産（Intangible Cultural Heritage, ICH）の保護に関する条約が誕生した。これにより、東南アジアを含め、無形文化の豊富な世界の多地域が文化的賞賛をうける可能性が拡大した。1990年代から有形文化遺産保護の機運が高まった東南アジアでは、ICHに関心を持つ機関・団体との交流等を通して、無形文化遺産保護に対する関心が徐々に拡大している。多様な文化集団を内包する東南アジアにおける無形文化は、諸集団の生活体系・自然環境に密接に結びついたものである。市民が日常生活領域において、手習いや修行、あるいは共同体行事を通して継承するものであるともいえる。当該地域の多くの無形文化遺産およびその「保存」とは、継承者自身が草の根で担うことそのものであり、「資料化」の試みにはこの視点が必要となる。他方、公的・民間を問わず、博物館等の文化遺産保護機関では、物質文化中心の保存・展示と観光促進キャンペーンが継続している。無形文化の保存・展示・資料化にも、物質文化の保護アプローチが採用されていることがある。実践としての無形文化遺産という視点を包摂した総合的な遺産保護アプローチの重要性が内外から指摘され始めている。

【研究目的】以东南亚地区的非物质文化遗产为中心，我们将重点关注1.非物质文化遗产作为无有形形式的记录的现状，2.传承者的视角记录非物质文化遗产， 3. 本研究的目的是探讨非物质文化遗产利用的现状和可能性。【研究方法】核实一手、二手资料，并在东南亚地区对结果进行展示和讨论。【研究成果】自1972年联合国教育、科学及文化组织（以下简称教科文组织）《世界遗产公约》通过以来，全球文化遗产保护趋势以物质文化遗产为重点。然而，2003年，联合国教科文组织《保护非物质文化遗产公约》（ICH）成立。这扩大了包括东南亚在内的世界许多非物质文化丰富的地区获得文化赞誉的可能性。在东南亚，自20世纪90年代以来，物质文化遗产保护势头有所增强，通过与对非物质文化遗产感兴趣的机构和团体的交流，对非物质文化遗产保护的兴趣也逐渐扩大。东南亚的非物质文化包括不同的文化群体，与各群体的生活系统和自然环境密切相关。可以说，它是公民在日常生活中通过实践培训、培训或社区活动继承的东西。该地区的许多非物质文化遗产及其“保护”是基层传承人自己的责任，在尝试“记录”它们时，这种视角是必要的。另一方面，博物馆和其他公共和私人文化遗产保护机构继续保存和展览以物质文化为中心的资料，并开展旅游推广活动。非物质文化的保存、展示、记录也可以采取保护物质文化的方式。国内外开始指出将非物质文化遗产纳入实际问题的综合遗产保护方法的重要性。