多様な文化的背景を有する中高年者の生活習慣病の重症化に関連する要因

不同文化背景中老年人生活方式相关疾病严重程度的相关因素

基本信息

批准号：
19K19776
负责人：
呉珠響
金额：
$ 1.75万
依托单位：
Tokyo Medical University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

2022年度は、文献検討およびインタビュー調査を実施した。文献検討では、朝鮮半島から他国へ移動して暮らしているコリアン（以下，コリアン・ディアスポラ）の特有の経験、医療へのアクセス、およびこれらの経験に影響を与える可能性のある交差要因について国内外の文献を用いて整理した。文献検討にはMEDLINE、CINAHL、CiNii の 3つのデータベース用い、定量的研究と定性的研究の両方を検索した。検索の結果、625件の文献のうち 27 件が本研究の目的に該当する研究であった。コリアン・ディアスポラの女性は、言語、ヘルスリテラシー、社会経済に関わる障壁に加え、家父長制の強い影響を受け、家族のうち、特に男性家族の要求や要望を自分の要求や要望よりも優先させ、自身の健康状態の変化を「目に見えない」ものにしている傾向にある特徴が整理された。本研究の結果より、彼らに関わる看護職は、朝鮮半島特有の文化的価値等が保健医療福祉サービス利用に影響している可能性も踏まえて関わることが必要であることが示唆された。インタビュー調査は、生活習慣病を有する定住コリアン中高年者の社会関係および健康行動の特性を明らかにすることを目的に実施した。研究対象者は、なんらかの生活習慣病の診断を受けて治療を継続している40歳以上の定住コリアンで、国籍は問わず日本語での会話が可能で（読み書き含む）、日本で生活する中高年者とした。現在、複数名に対してインタビューを実施しており、次年度には調査結果をまとめ公表する予定である。本研究にて明らかとなった結果は、定住コリアン中高年者の生活習慣病重症化予防に向け、現状の把握と具体策の検討に寄与することができると考える。さらには、定住コリアン同様に、今後高齢化が進むことが予測される中国帰国者やフィリピン、中国、ベトナムにルーツをもつ住民への支援にも寄与する策の考案にもつながると考える。

2022年，我们进行了文献回顾和访谈调查。该文献综述研究了生活在朝鲜半岛其他国家的韩国人（以下简称韩国侨民）的独特经历、他们获得医疗保健的机会以及可能影响这些经历的交叉因素，包括国内和国际。文学。文献综述使用了三个数据库：MEDLINE、CINAHL 和 CiNii，并检索了定量和定性研究。检索结果显示，625 篇文档中有 27 篇与本研究目的相关。除了语言、健康素养和社会经济障碍之外，韩国侨民中的女性还受到强烈的父权制影响，这种影响将家庭成员（尤其是男性家庭成员）的需求和愿望置于她们自己之上，而这些特征往往会导致女性家庭成员的需求和愿望凌驾于她们自己之上。使自身健康状况的改变“隐形”得到解决。这项研究的结果表明，与这些人一起工作的护理专业人员需要考虑到朝鲜半岛独特的文化价值观可能会影响他们对健康、医疗和福利服务的使用的可能性。本次访谈调查旨在明确患有生活方式相关疾病的韩国中老年人的社会关系和健康行为特征。研究对象为40岁以上被诊断患有某种生活习惯病并正在接受治疗的韩国人，不分国籍，能够说日语（包括阅读和写作），并且是中老年人作为一个人生活在日本。我们目前正在对多人进行采访，并计划明年汇总并发布调查结果。我们相信，本研究揭示的结果有助于了解韩国中老年人的现状并考虑预防生活方式相关疾病恶化的具体措施。此外，我们相信，这将导致制定措施，有助于支持来自中国的回国人员以及祖籍菲律宾、中国和越南的居民，他们预计将在未来老龄化，就像韩国人一样居民。