モノローグ的倫理と対話的倫理:討議倫理学によるカント批判の再検討を通じて

独白伦理与对话伦理:通过协商伦理重新审视康德的批评

基本信息

  • 批准号:
    20J10658
  • 负责人:
  • 金额:
    $ 0.58万
  • 依托单位:
  • 依托单位国家:
    日本
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for JSPS Fellows
  • 财政年份:
    2020
  • 资助国家:
    日本
  • 起止时间:
    2020-04-24 至 2022-03-31
  • 项目状态:
    已结题

项目摘要

前年度の研究では、カント倫理学と討議倫理学との関係を「パースペクティヴ転換」というキーワードの下で読み解くことを試み、カント倫理学がコミュニケーションや討議を通じたパースペクティヴ転換を求めず、ひたすらに自らの理性に問い合わせれば道徳的判断が下せると考えたことを明らかにしていた。本年度の研究では一つに、そのような非コミュニケーション的なカント倫理学の背景となった倫理学思想を読み解きつつ、どのようなルートでカントが上記の結論に至ったのか、またカント独自のポイントがどういったところにあったのかを明らかにした。またこの研究と並行して今年度は、討議倫理学者ハーバーマスの真理理論に着目した。これはもともとは上記の「パースペクティヴ転換」に着目したカント研究者でもあるアルブレヒト・ヴェルマーと、討議倫理学者ハーバーマスの間の論争を取り扱う中で出てきた課題であったが、研究を続けるうちに、ここにはカント、討議倫理学だけでなく、リチャード・ローティやロバート・ブランダム、ヒラリー・パトナムらといったプラグマティズムに影響を受けた哲学者たちや、主としてハイデガー・解釈学研究を行うクリスティーナ・ラフォンらが複雑に絡みあって論争があることが明らかになってきた。そこで当該研究においては、これらの論争を受け止め、また批判しつつ総決算的に提示した『真理と正当化』(1996) におけるハーバーマスの真理理論を主題として、とりわけそれが「パースペクティヴ転換」とどのように関わるのか、いかなる存在論的想定の上に理論が提示されているのかを明らかにした。
在去年的研究中,我试图以“视角改变”为关键词来解读康德伦理学与协商伦理学的关系,发现康德伦理学并不寻求通过交流或讨论来改变观点,而是只关注自己的观点。他明确表示,他相信道德判断可以通过咨询理性来做出。今年的研究将重点解读构成这种非交流性康德伦理学背景的伦理思想,以及康德如何得出上述结论,以及康德的独特之处揭示在哪里。与这项研究并行的是,今年我们重点关注了协商伦理学家哈贝马斯的真理理论。这个问题最初是在处理上述“视角转变”的康德学者阿尔布雷希特·维尔默和审慎伦理学家哈贝马斯之间的争论时出现的,但随着我继续研究,这里我们不仅有康德,但也有慎重的道德。很明显,受实用主义影响的哲学家,如理查德·罗蒂、罗伯特·布兰顿和希拉里·普特南,与主要研究海德格尔诠释学的克里斯蒂娜·拉丰之间存在着复杂的相互作用。因此,在本研究中,我将重点关注哈贝马斯在《真理与正当性》(Truth and Justification,1996)中的真理理论,该理论接受并批评了这些争议并全面地呈现它们,特别是它与“视角转变”的关系。澄清该理论是否与上述相关,以及该理论基于什么本体论假设。

项目成果

期刊论文数量(6)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
「理性の事実」はいかなる問いへの答えだったのか? : カントの「演繹」概念に定位して
“理性事实”回答了什么样的问题?
  • DOI:
  • 发表时间:
    2020
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    Hiroki Koizumi;Ikumi Suzuki;Daisuke Kan;Jun-ichiro Inoue;Yusuke Wakabayashi;Yuichi Shimakawa;and Hideto Yanagihara;目黒茜;佐々木尽
  • 通讯作者:
    佐々木尽
コミュニケーションか良心か:ヒューム、スミス、カントから
沟通或良心:来自休谟、斯密和康德
  • DOI:
  • 发表时间:
    2022
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    Yamamoto Yohei;Mitani Jun;佐々木尽
  • 通讯作者:
    佐々木尽
『真理と正当化』におけるハーバーマスの真理理論
哈贝马斯《真理与正当性》中的真理理论
  • DOI:
  • 发表时间:
    2022
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    T. Shimaya;R. Okura;Y. Wakamoto and K. A. Takeuchi;Kay Tanita;佐々木尽
  • 通讯作者:
    佐々木尽
「理性の事実」と「遂行的矛盾」
“理性事实”与“表演矛盾”
  • DOI:
  • 发表时间:
    2020
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    Hiroki Koizumi;and Hideto Yanagihara;佐々木尽
  • 通讯作者:
    佐々木尽
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佐々木 尽其他文献

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