中国近代における「国語科」の創成　－胡適の国語教育論を起点として－

近代中国“日语科”的创立——从胡适的日语教育理论开始——

基本信息

批准号：
20J10037
负责人：
山下大喜
金额：
$ 0.58万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-24 至 2022-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20J10037/
关键词：
胡適国語科デューイ全国教育会連合会ジョン・デューイ

项目摘要

本研究は、中国近代における「国語科」成立を取りあげ、胡適の思想的営為を検討しようとするものである。当該年度では、全国教育会連合会の史料を重点的に検討し、1922年新学制に伴う「課程標準綱要」の成立過程を考察した。胡適は第８回全国教育会連合会に列席しており、新学制課程標準起草委員会でも委員を務めた。胡適は五四時期における北京大学との関係で想起されやすいが、本研究では「課程標準綱要」および「国語科」の成立において胡適が果たした役割を見出すことができた。研究のアウトリーチについては、新型コロナウィルス感染症の影響によって当初予定していた学会を変更せざるを得なかった。しかしながら、柔軟にスケジュールを組みなおし、最終的にはイギリス中国学会、アジア研究学会ニューヨーク地区大会、日本現代中国学会、アジア教育史学会で発表を行なうことができた。オンラインシステムを有効に活用しながら国内外を超えて研究報告と交流ができ、来年度はこの発表を論文化していきたいと考えている。また、この特別研究員期間を活用して、学位申請論文の提出まで至ることができたことも大きな収穫であるといえる。

本研究以近代中国“日文系”的设立为中心，试图考察胡适的思想活动。今年，我们以全国教育会联合会的历史资料为中心，考察了1922年结合新教育制度制定《标准课程大纲》的过程。胡适出席第八届全国教育学界联合会并担任新课程标准起草委员会委员。尽管胡适经常因五四时期与北大的关系而被人们铭记，但本研究却能够发现胡适在《课程标准大纲》和《日语系》的建立中所发挥的作用。 ”关于研究推广，由于新型冠状病毒感染的影响，我们不得不改变原定的会议。不过，我能够灵活地安排自己的日程，并能够在英国汉学学会、亚洲研究会纽约地区会议、日本近代中国学会、亚洲教育史学会等机构发表演讲。通过有效利用在线系统，我们能够在国内外交流研究报告，我们希望明年将这些报告转化为论文。另外，我能够利用这段时间作为一名特约研究员并提交学位申请论文，可以说是一项重大成就。