安静時の生理状態を指標とした現代人の都市人工環境に対する適応に関する研究

以静息生理状态为指标的现代人类对城市人工环境的适应研究

基本信息

批准号：
20H03334
负责人：
恒次祐子
金额：
$ 11.15万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2023-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

研究計画のうち、木材のにおいに対する曝露による生体への影響に関する実験を実施した。樹木のにおいとしてヒノキ精油、またその成分としてα－ピネン、D-リモネンのにおいを10分間提示し、におい強度と心拍数の変動を測定した。においは活性炭入りマスクに各におい物質を定量滴下し、被験者にそのマスクを装着させることでにおいの提示を行った。マスク装着後、0分（装着直後）、2、4、6、6、10分において主観的におい強度を「無臭：0」～「強烈なにおい：10」の11段階で回答させ、提示後ににおいの印象評価に回答させた。またにおい提示前から提示終了時まで連続的に心拍数の測定を実施した。2分ごとのにおい強度は、0分において「強いにおい：8」または「強いにおい：8」と「楽に感知できるにおい：6」の間から、10分後には「何のにおいかわかる弱いにおい：4」から「楽に管理できるにおい：6」の間に低下した。においの種類によって低下の度合いが異なることが示された。におい別に時間を要因とした一元配置分散分析を実施したところ、D-リモネンのみで時間の主効果が有意となり、心拍数が有意に低下したことが示された。また有意水準には至らなかったものの、ヒノキでも心拍数の低下が確認された。さらに補足的な実験として、心拍数と相関することが知られている時間感覚の測定を行ったところ、においの提示により時間感覚が延長する（同じ時間であっても時間を長く感じる）ことが示された。本実験により実験に使用する自然由来のにおいの候補として、ヒノキまたはD-リモネンを含むにおいが有力であることが明らかとなった。

作为我们研究计划的一部分，我们进行了一项实验，研究暴露于木头气味对生物体的影响。呈现作为树气味的丝柏精油的气味以及作为其成分的α-蒎烯和D-柠檬烯的气味10分钟，并测量气味强度和心率波动。通过将固定量的每种气味物质滴到含有活性炭的面具上，并让受试者戴上面具来呈现气味。在佩戴口罩后 0 分钟（佩戴后立即）、2 分钟、4 分钟、6 分钟、6 分钟和 10 分钟，参与者被要求以 11 分制主观评价气味强度，从“无气味：0”到“强”气味：10。”他们被要求对印象评估做出回应。此外，从气味呈现之前到气味呈现结束连续测量心率。每2分钟的气味强度从0分钟到“强烈气味：8”或“强烈气味：8”和“容易察觉的气味：6”之间变化，10分钟后变为“弱气味”让您了解它是什么的气味：'' 气味数量从 4 种减少到 6 种，这是一种易于控制的气味。结果表明，减少的程度根据气味的类型而不同。当对每种气味进行单向方差分析时，时间的主效应仅对 D-柠檬烯显着，表明心率显着下降。虽然结果没有达到显着水平，但在日本丝柏中也证实了心率的降低。作为补充实验，我们测量了已知与心率相关的时间感，发现气味的呈现延长了时间感（即使时间相同，时间感也显得更长）。该实验表明，含有柏树或 D-柠檬烯的气味很可能是实验中使用的天然气味的候选者。

项目成果

期刊论文数量（5）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

木材のにおいによる嗅覚刺激が人の時間感覚に与える影響

木头气味的嗅觉刺激对人时间感的影响

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
池内桃子;杉本慶子;藤田鵬生，前田啓，恒次祐子
通讯作者：
藤田鵬生，前田啓，恒次祐子

実験開始時の疲労感が急性ストレス課題時における生理指標の挙動に及ぼす影響

实验开始时的疲劳感对急性应激任务期间生理指标行为的影响

DOI：
发表时间：
2020
期刊：
影响因子：
0
作者：
國政祐太;木原菜摘;源利文;島啓志，前田啓，恒次祐子
通讯作者：
島啓志，前田啓，恒次祐子

PHYSIOLOGICAL AND PSYCHOLOGICAL EFFECTS OF SCENT INTRODUCTION IN MONOTONOUS TASKS: A MODEL EXPERIMENT OF COMBINED STRESS CLOSE TO REAL LIFE SITUATIONS

单调任务中气味引入的生理和心理影响：接近现实生活情况的组合压力模型实验

DOI：
10.20718/jjpa.25.4_89
发表时间：
2020
期刊：
Japanese Journal of Physiological Anthropology
影响因子：
0
作者：
辻明宏;山下隼人;野村健人;久冨修;阿部真之;橋本侑里南;島啓志，前田啓，恒次祐子
通讯作者：
島啓志，前田啓，恒次祐子

木材由来のにおいの嗅覚刺激による心拍数の変化が人の時間感覚に与える影響

木材气味嗅觉刺激引起的心率变化对人类时间感的影响

DOI：
发表时间：
2023
期刊：
影响因子：
0
作者：
藤田鵬生;斎藤幸恵;恒次祐子
通讯作者：
恒次祐子

Effects of Wood Used in Building Interiors on Indoor Environment and Human Wellbeing: Status of Research in the Non-residential Sector in Japan

建筑室内使用的木材对室内环境和人类福祉的影响：日本非住宅领域的研究现状

DOI：
发表时间：
2023
期刊：
影响因子：
0
作者：
Duncan Coleman;Ayako Kawamura;Momoko Ikeuchi;David Seth Favero;Alice Lambolez;Bart Rymen;Akira Iwase;Takamasa Suzuki;Keiko Sugimoto;Yuko Tsunetsugu
通讯作者：
Yuko Tsunetsugu