アジアにおける公正で持続可能なフードシステム構築のための農と食の総合的研究

农业和食品综合研究，构建亚洲公平和可持续的食品体系

基本信息

批准号：
21H03685
负责人：
小坂康之
金额：
$ 10.73万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2026-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

世界の農（生産）と食（消費）の現場では、環境が劣化し、小農が弱い立場に置かれ、食の安全性が脅かされる問題が起きている。それに対してアジア諸国では、新しい農と食のかたちを求める動きもみられる。本研究は、環境と健康への関心のもとで小農や消費者らの主体的意思決定によって新たに形成されつつあるフードシステムに焦点を当て、その構造と背景を解明し、公正性と持続可能性を検証することを目的とする。研究代表者らは2022年9月にラオス国立大学林学部を訪問し、今後の共同研究について協議したほか、首都ヴィエンチャン・ナーサイトン郡とヴィエンチャン県トゥラコム郡の村落と市場において、食用植物のフードシステムに関する現地調査を行った。また2023年3月にベトナム南部メコンデルタの中核大学であるカントー大学から、学長・副学長ら5人を招へいし、京都大学との間で大学間学術交流協定を締結するとともに、今後の共同研究と学術交流について協議した。国内では、京都府宇治田原町と和束町の茶園で毎月1回、農業様式と動植物相の調査を継続した。研究分担者らは、タイのミアンとコーヒーのアグロフォレストリー、タイの食用植物利用、ラオスの在来ブタ飼育、日本の山菜利用、島野菜栽培、昆虫食の普及に関する現地調査と文献調査を行った。またメンバー全員で農と食に関する研究会を4回開催した（「東南アジアの自然と農業研究会」と共催）。研究会では、九州山地の焼畑の農業生態、日本とアメリカの地域支援型農業、ラオスの水田農村の土地所有形態、ベトナムの農村社会の変容について、毎回多様なバックグラウンドをもつ20-30人の参加者と討論を行った。

在世界农业（生产）和食品（消费）领域，环境不断恶化，小农处于弱势，食品安全受到威胁。相比之下，亚洲国家正在开展一场寻求新农业和粮食形式的运动。本研究聚焦于关注环境和健康、通过小农和消费者的独立决策而新形成的食品体系，阐明其结构和背景，旨在验证提高公平性和可持续性的目的。的可能性。主要研究人员于2022年9月访问了老挝国立大学林学院，讨论了未来的联合研究。他们还走访了首都万象Nasay Thong区和万象地区Tulakom区的村庄和市场，研究老挝的食物系统对可食用植物进行了实地调查。此外，我们将于2023年3月邀请越南南部湄公河三角洲核心大学芹苴大学校长、副校长等五人与京都大学签订学术交流协议，并规划未来的联合研究。我们讨论了学术交流。在日本，我们继续每月一次对京都府宇治田原町和和束町的茶园进行农业风格和动植物调查。研究人员对泰国的米昂和咖啡农林业、泰国食用植物的利用、老挝土生猪的饲养、日本野菜的利用、岛屿蔬菜种植以及昆虫食品的传播进行了实地调查和文献研究。。此外，全体成员还举办了四场农业和食品研究会（与“东南亚自然与农业研究小组”共同主办）。在每次研究会议上，来自不同背景的 20 至 30 名参与者讨论九州山区刀耕火种耕作的农业生态、日本和美国的社区支持农业、老挝农村稻田的土地所有权模式以及与会人员就越南农村社会的转型进行了讨论。