近世・近代日本における「富国」論の政治的・社会的機能に関する研究

日本近代及近代“富国”理论的政治和社会功能研究

基本信息

批准号：
21H00563
负责人：
小関悠一郎
金额：
$ 7.49万
依托单位：
Chiba University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本年度は、①米沢藩・秋田藩・熊本藩等の諸藩に関する史料調査を実施するとともに、②近世の「富国」論について考察する上で重要な「仁政」思想・諸政策に関する文献の収集、史料翻刻や研究データ作成や検討を進め、③それらの成果も踏まえた、近世近代の政治文化・政治空間に関する研究会を実施した。①に関しては、担当内容に沿って代表者・分担者がそれぞれのフィールドで史料調査を実施した。調査では、藩士層の意見書類、商人・藩役人間の書簡類、それらを含む編さん史料を昨年度に続いて収集し、あわせて幕末期の民衆運動、明治初期の藩政に関する史料を対象とした（「仁政」「富国」論の社会的意味や近世政治文化の変容の把握が目的）。②に関しては、米沢藩・熊本藩等に関する史料の翻刻・研究データ作成を昨年度に続いて進めた。加えて、幕末～明治期の諸藩士らの交流関係や民衆運動の理念、「仁政」論の展開等について、文献・史料を収集して検討し、当該期における「富国」論の政治的・社会的意味を多角的な把握を図った。③２回のオンライン研究会を実施した。研究会を通して上記②に関わる成果として、白石烈「条約勅許諮問と諸藩周旋方」（第3回富国論科研研究会、2022年9月）、鈴木凜「日本近世・近代史研究における義民像と民衆運動―90年代以降の研究史を中心に―」（第4回同研究会、2023年3月）、小関悠一郎「19世紀日本における「仁政」思想の展開過程─研究史の検討と今後の展望─」（同）を得た。以上による成果は、小関悠一郎「近世日本の政治理念とその変容」（『明治維新史研究』21）などの論文発表により発信し、『永青文庫叢書細川家文書災害史料編』（吉川弘文館）のような史料集、『論点・日本史学』（ミネルヴァ書房）・『東北史講義【近世・近代篇】』（筑摩書房）・『豪商の金融史』（慶應義塾大学出版会）等の一般向け書籍にも反映させることができた。

今年，我们将（1）对米泽、秋田、熊本等各个领域进行史料研究，（2）收集在考虑“富国”时重要的“仁政”思想和政策的相关资料。我们进行了史料的整理、研究资料的创作和研究，(3)在此基础上，我们召开了近代早期政治文化与政治空间研究小组。对于①，代表和同事按照职责，进行了各自领域的史料研究。调查从去年开始，收集了封建武士阶级的意见材料、商人与藩臣之间的书信，并整理了其中的史料，以及与江户末期的民众运动和藩政相关的史料。明治初期（（本课程的目的是了解“仁政”和“富国”理论的社会意义以及近代早期政治文化的变迁。）关于②，从去年开始，我们继续整理有关米泽藩、熊本藩的史料和研究数据。此外，我们还将收集和研究有关江户时代末期至明治时代封建武士之间的交流、民众运动的理想以及“仁政”理论的发展的文献和历史资料，并研究政治我们试图从多个角度来理解这一时期“富国论”的社会意义。 ③ 举办两次网上学习会。研究小组与上述②相关的结果包括白石烈的“关于皇家条约和领域干预的咨询”（第3届富国论化研研究小组，2022年9月），铃木凛的“Gimin在早期现代和现代研究中的重要性”日本的历史和人们的运气。获得《19世纪日本‘仁’’思想的发展历程——研究历史考察与未来展望》（第4研究小组，2023年3月）──》（同）。上述成果通过古关雄一郎的《近代日本的政治意识形态及其变迁》（明治维新历史研究第21期）、《永成文库系列：细川家书：灾害史料版》等论文得以传播。》（吉川文文馆）、《日本史学问题》（密涅瓦书房）、《东北历史讲座》等史料集。我们能够在《近代现代版》（竹马书房）和《富商金融史》（庆应义塾大学出版社）等面向公众的书籍中反映这一点。