海産付着動物の着底場所選択性に関わる遺伝的基盤の解明

阐明海洋固着动物底部着陆地点偏好的遗传基础

基本信息

批准号：
20K15576
负责人：
頼末武史
金额：
$ 2.75万
依托单位：
University of Hyogo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

前年度に明らかにしたタテジマフジツボの海水溶存性着生誘起フェロモンの濃度依存的な着生誘起活性に関する論文を投稿して出版した。またタテジマフジツボの近縁種であるヨーロッパフジツボの海水溶存性着生誘起フェロモンの組換体タンパク質を新規で作成し、タテジマフジツボとヨーロッパフジツボのキプリス幼生及びフェロモンを用いたプレート着生実験を実施し、同フェロモンの種特異性について検討した。その結果、異種のフェロモンに対しても同種のフェロモンと同様に反応したことから、同フェロモンには種特異性がないことが示唆された。また、北米太平洋岸原産の外来種であるキタアメリカフジツボを対象に、温度環境に関する着生場所選択の分子基盤を解明を目的として、緯度勾配及び潮位勾配にそってサンプリングした個体を対象に実施したRestriction Site Associated DNA Sequence (RAD-seq)のデータ解析を進めた。その結果、温度選択に関与していると推定される遺伝子座を検出した。またこの研究の過程で、本種の起源が国内生息域全域においてアラスカ~カナダ沿岸の集団であり、先行研究の結果との比較解析から、2000年代から現在にかけて、ミトコンドリアDNA及び核DNAマーカーの多様性に変化が生じていないことを明らかにした。本結果についても、論文としてまとめて出版した。またフジツボのキプリス幼生を視覚的に誘引していると考えられるタテジマフジツボの蛍光タンパク質を、タンパク質の同定のために十分な量を精製した。

我提交并发表了一篇关于垂直藤壶中海水溶解的附生信息素的浓度依赖性附生活性的论文，该论文是在前一年揭示的。此外，我们针对与垂直藤壶密切相关的物种欧洲藤壶的海水可溶性沉降诱导信息素创建了新的重组蛋白，并利用垂直藤壶和欧洲藤壶的鲤鱼幼虫和信息素进行了平板沉降实验。我们研究了信息素的物种特异性。结果，它们对不同物种的信息素的反应与对同一物种的信息素的反应相同，这表明同一物种的信息素不是物种特异性的。此外，我们对北方藤壶（一种原产于北美太平洋沿岸的入侵物种）进行了研究，对沿着纬度和潮汐梯度采样的个体进行了研究，目的是阐明与温度环境相关的定居点选择的分子基础。我们继续进行限制性位点相关 DNA 序列 (RAD-seq) 的数据分析。结果，我们检测到了一个推测与温度选择有关的遗传位点。此外，在本研究过程中，发现该物种起源于从阿拉斯加到加拿大海岸的整个国内范围内的种群，并且通过与先前研究结果的比较分析发现，线粒体DNA和核DNA标记从2000年代至今有所不同，显示性别没有变化。结果也以论文形式发表。此外，我们从垂直藤壶中纯化了足够量的荧光蛋白，以在视觉上吸引藤壶鲤鱼幼虫，以识别该蛋白质。

项目成果

期刊论文数量（12）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Evolutionary ecology of hydrothermal vent barnacles: Toward an understanding of the mechanisms underlying the biodiversity of deep-sea hydrothermal vent communities

热液喷口藤壶的进化生态学：了解深海热液喷口群落生物多样性的潜在机制

DOI：
10.5179/benthos.75.19
发表时间：
2020
期刊：
影响因子：
0
作者：
頼末武史
通讯作者：
頼末武史

キプリス幼生の一時付着力における海水溶存性着生誘起フェロモンの影響

海水溶解沉降诱导信息素对鲤鱼幼虫临时附着力的影响

DOI：
发表时间：
2023
期刊：
影响因子：
0
作者：
本田琉将;佐藤亮太;頼末武史;野方靖行;小林元康
通讯作者：
小林元康

Faint chemical traces of conspecifics delay settlement of barnacle larvae

同种生物的微弱化学痕迹延迟了藤壶幼虫的定居

DOI：
10.3389/fmars.2022.983389
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
3.7
作者：
Kitade Shiori;Endo Noriyuki;Nogata Yasuyuki;Matsumura Kiyotaka;Yasumoto Ko;Iguchi Akira;Yorisue Takefumi
通讯作者：
Yorisue Takefumi

同種個体の微かな化学的痕跡はフジツボ幼生の着生を遅らせる

同种生物的微妙化学痕迹延迟了藤壶幼虫的定居