地域創造型教育ガバナンスの構築と教職員の職能開発に関する学際的研究

构建区域创新教育治理与教师专业发展的跨学科研究

基本信息

批准号：
21H00851
负责人：
宮前耕史
金额：
$ 10.98万
依托单位：
Hokkaido University of Education
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、いわば我が国における持続可能な地域づくりに向けた地域ガバナンスの核としての学校の可能性を明らかにしようとするものである。本年度は国内外における現地調査を実施して、とりわけ持続可能な地域づくりに向けた地域ガバナンスにおける教育・人材形成のあり方や、学校の位置付けに関する対比のもとに、その可能性について予備的考察を行った。より具体的には、国外事例としてオーストリアのフォアアールベルグ州およびチロル州、国内事例として、これまでも共同研究チームがメイン・フィールドと位置付け調査研究を行ってきた北海道浦幌町における現地調査を行った。オーストリアにおける現地調査では、地域行政（フォアアールベルク州政府ボランティア・住民参加事務局）や地域教育行政の担当部局（フォアアールベルク州教育局、チロル州教育局）や学校（シューレ・アムゼー、メーダ―中学校）、若者の社会参加を促進する社会教育組織（モンタフォン地域青年議会事務局）、教員養成大学（チロル教育大学）を視察、および関係者と意見交換を行って、オーストリアにおける地域創造型教育ガバナンスに関する知見を得ることができた。オーストリアでは、子ども・若者を持続可能な地域・社会・未来の担い手に育てるべく、その社会参加を促進すること、そのための手段として学校・教師が大きな役割を期待されていること、一方でそうした認識が一般的には広がってはおらず、そのための教員養成が課題となっており、そのためにオーストリア版SDGsともいうべきBNEが展開されていた。また、我が国と共通する課題がありつつも、子どもたちや若者の社会参加を促進する必要があると考えられている背景や人口動態、持続可能性の捉え方等、我が国とは異なる事情や考え方もあることが明らかとなった。浦幌町における現地調査からは、首長部局との連携・協働関係のあり方の重要性が明らかとなった。

本研究旨在阐明学校作为日本可持续区域发展的区域治理核心的潜力。今年，我们将在日本和海外进行实地调查，特别是通过比较实现地区可持续发展的地方治理中的教育和人力资源开发的理想形式，以及当前的情况，初步研究其可能性。学校的定位去了。具体而言，作为海外案例，我们在奥地利的福拉尔贝格州和蒂罗尔州进行了实地调查，作为国内案例，我们在联合研究小组的主要研究领域——北海道浦幌町进行了实地调查。。奥地利的实地调查主要集中在地区行政部门（福拉尔贝格州政府志愿者和居民参与办公室）、地区教育行政部门（福拉尔贝格州教育办公室、蒂罗尔州教育办公室）和学校（Schule am See、Meder初中）。，年轻的我们走访了促进民众社会参与的社会教育组织（蒙塔丰地区青年理事会秘书处）、教师培训学院（蒂罗尔教育大学），并与相关方进行了交流，了解了奥地利的区域创意教育治理情况。要得到在奥地利，学校和教师应在促进儿童和青少年的社会参与方面发挥重要作用，以将他们培养成可持续发展的社区、社会和未来的领导者。然而，这种情况总体上并没有得到广泛的培训。为此目的的教师已经成为一个问题，为此目的，可以称为奥地利版可持续发展目标的BNE应运而生。此外，虽然与日本有共同的问题，但也有与日本不同的情况和思维方式，例如被认为促进儿童和青少年社会参与所必需的背景和人口趋势，以及如何实现这一目标。显然，存在可持续性。浦幌町的实地调查揭示了与首长部门建立协作关系的重要性。