狩野派の地方展開黎明期の実態についての研究ー福岡藩御抱え絵師・尾形家を中心にー

考察鹿野派地区扩张初期的现实 - 以福冈藩画家绪方家为中心 -

基本信息

批准号：
20K12881
负责人：
日野綾子
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Kyushu Historical Museum
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

令和４年度は、所蔵者である福岡県立美術館の協力のもと、前年度までに積み残していた尾形家絵画資料調査のうち、初代仲由、二代目守義制作の画稿調査・撮影を終了し、初年度から累計して331点の調書と写真データを蓄積することができた。また、初代～三代の作品（関連作品含む）の調査については、県内の博物館美術館・寺社所蔵のものを中心に、11件の作品について実施することができた。これらの作品は長らく研究者による実見が行われていなかったものも多く、作品の状態を確認する上でも有意義であった。さらに、ここまでの調査成果を、令和４年度冬に九州歴史資料館で開催した企画展「尾形家三代―探幽に学んだ福岡藩御抱え絵師―」においてまとめ、公表した。展示件数31件と決して規模の大きな展示ではなかったが、尾形家絵画資料の重要性が広く認知されていたこともあり、近世絵画研究者の方にも多く関心を寄せていただき、情報交換を行うことが出来た。また、一般の来館者の方には尾形家の存在や画稿の機能を初めて知ったという方も多く、まだ地元でも知名度の低い尾形家の顕彰や、調査成果の公表といった意味で有意義な展示であったと考えている。刊行した図録には、調査で撮影した写真をもとに、できる限り全図の掲載を心がけ、これまで文字情報のみで世に出ていなかった作品の写真なども載せることができた。このほか、研究課題に関連した各地の展覧会の視察や、図書館等での資料の収集を行った。

2020年度，在该馆所属的福冈县立美术馆的协助下，完成了绪方家族绘画材料研究中第一代中吉和第二代森吉画作的研究和摄影。自第一年以来，我们总共积累了331条记录和照片数据。此外，还调查了以县内博物馆、美术馆、寺院、神社等为主的11件作品中的第1代至第3代的作品（包括相关作品）。其中许多作品已经很长时间没有被研究人员见过，因此确认作品的状况也很有意义。此外，2020年冬季在九州历史博物馆举办的“绪方三代——福冈藩向谈生学习的私人画家”特别展中，总结并公开了迄今为止的研究成果。虽然这不是一个大型展览，只有31件展品，但绪方家族绘画材料的重要性得到了广泛认可，许多早期现代绘画研究者对展览感兴趣，这促进了信息交流。做吧。此外，很多普通参观者都是第一次了解绪方家族的存在和手稿的作用，对于在当地还相对不为人知的绪方家族致敬而言，这次展览具有重要意义。，并公布研究成果。在出版的图录中，我们尽可能地包含了所有基于研究过程中拍摄的照片的插图，并且我们能够包含那些仅通过文字向公众公开的作品的照片。此外，我还参观了各地与我的研究课题相关的展览，并在图书馆等地方收集了资料。