倒産会社における「株主の利益」と財務リストラクチャリングに対する法的規律付け

“股东利益”的法律约束和破产公司的财务重组

基本信息

批准号：
20K13364
负责人：
増田友樹
金额：
$ 2.16万
依托单位：
Aoyama Gakuin University (2022)University of Toyama (2020-2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度においては、取締役の対第三者責任について、会社が倒産局面にある場面とそれ以外の場面に分けて検討した。まず、会社が倒産局面にある場面において、取締役に対第三者責任を負わせることが以前よりも重要なものとして捉えられていないことを指摘した。債権者などの第三者は自衛できることに加えて、取締役の経営判断の尊重も考慮されるようになってきたからである。もっとも、取締役の対第三者責任規定を利用しないことには、一定の問題があることも認識されるべきである。次に、それ以外の場面における取締役の対第三者責任について、エンフォースメントの強化という観点から説明できることを指摘した。この場合、裁判所によって過度に取締役の対第三者責任が認められてしまうおそれがあるものの、そのことは取締役の監視義務の内容の問題として論じられるべきである。また、研究成果の公表にまでは至らなかったものの、債権者などの第三者の自衛について実証研究に取り組んだ。具体的には、会社法人格の財産分離が債権者のモニタリングコストを減少させているのかということについて、上場企業のデータを利用して検討した。実証分析によれば、会社法人格の財産分離が債権者のモニタリングコストを減少させているという結果は確認されなかった。もっとも、子会社の借入比率が多い場合や子会社で複数の事業が営まれている場合には、企業グループの借入金利も増加する傾向がみられた。

在这个财政年度，在公司处于破产阶段和其他情况下的情况下，对董事的责任进行了检查。首先，他指出，在公司处于破产阶段的情况下，对第三方负责并不是很重要。这是因为第三方（例如债权人）也被认为是自卫，以及尊重董事的管理判断。但是，应该认识到，不使用董事的董事到第三方存在一定的问题。他指出，在其他情况下，可以从增强增强的角度来解释董事对第三方的责任。在这种情况下，董事可能会过分承认第三党的法院，但应作为董事监督义务进行讨论。此外，尽管不可能发布研究结果，但他在第三方自卫（例如债权人）上进行了示范研究。具体来说，我们检查了上市公司的数据，以查看公司公司财富的财产分离是否降低了债权人的监控成本。根据证明分析，尚未确认公司公司的分离已降低了债权人的监视成本。但是，如果子公司的借贷比率高或多个企业由子公司经营，则公司集团的借贷率往往会增加。