監査法人の交代に伴う引継業務に関する研究

会计师事务所变更导致的继任工作研究

基本信息

批准号：
21K01801
负责人：
小澤義昭
金额：
$ 2.58万
依托单位：
Momoyama Gakuin University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、「わが国における監査法人の交代の際に、クライアント企業に関する情報の引継ぎが実際にどのレベルで実施されるのかどうかについて、過去の公開データを用いるのではなく研究者サイドでデータを新たに作り出して検証する実験的アプローチを用いて解明すること」を目的としている。これに基づき、監査法人の引継業務に注目し、(1) 実際にどのような方法で業務が引継がれるのか、(2) 前任監査法人はどのレベルの情報を後任監査人に引き渡すのか、(3) 後任監査法人は引継いだ情報をどの程度信用し利用するのか、といった疑問点について取り組んでいる。したがって、私共の研究は、次の８つのステップを踏んで行っていくこととしている。ステップ１・・理論仮説の定立、②ステップ２・・検証モデルおよび作業仮説の提示、③ステップ３・・パイロットテストによる検証モデルおよび作業仮説の妥当性のチェック、④ステップ４・・検証モデルおよび作業仮説の修正・再構築、⑤ステップ５・・実験的アプローチによる作業仮説のテスト、⑥ステップ６・・テスト結果の吟味・解釈、⑦ステップ７・・理論仮説および先行研究に対するテスト結果のフィードバック、⑧ステップ８・・テスト結果をもとにした制度設計サイドに対する提言、を行うこととしている。本年度においては、監査法人が交代する際に必然的に発生する引継ぎ手続について調査するため、インタビュー調査を実施した。具体的には、大手監査法人等の品質管理部門の責任者にインタビュー調査を行い、1）能動的なスクリーニングと受動的なスクリーニングの2種類が行われていること、2）引継ぎ手続き時のコミュニケーション内容が監査工数に影響を与えること、3）日本では有名な不正会計事件（オリンパス事件）を契機として引継ぎ手続きが発展していることを明らかにした。また、これをワーキング・ペーパーとして公表した。

本研究旨在调查日本审计公司变更时客户公司信息的实际转移程度，而不是使用过去的公开数据，目的是通过实验方法创建和验证该问题来阐明问题。基于此，我们将重点关注审计事务所的移交业务，并审查（1）业务实际上将如何转移，（2）前任审计事务所将向后继审计师传递什么级别的信息，以及（3））继任审计公司正在研究诸如其信任和使用继承信息的程度等问题。因此，我们的研究将通过以下八个步骤进行。步骤1：建立理论假设，②步骤2：提出验证模型和工作假设，③步骤3：通过试点检验验证模型和工作假设的有效性，④步骤4：验证模型和工作假设的修订/重构假设，⑤ 步骤 5...实验⑥ 步骤6：测试结果的审查和解释； ⑦ 步骤7：测试结果对理论假设和前期研究的反馈； ⑧ 步骤8：根据测试结果进行系统设计。今年，我们进行了一项访谈调查，以调查审计事务所变更时不可避免地发生的交接程序。具体来说，我们对主要审计公司等的质量控制部门负责人进行了采访，结果发现，1）进行了两种类型的筛选：主动筛选和被动筛选，以及2）交接过程中的沟通。内容影响审计时间；3）在日本，在著名的会计欺诈案（奥林巴斯案）之后制定了移交程序。我们还将其作为工作文件发表。