構成要素配列に基づく中古語疑問文の体系的記述

基于成分排列的用词题的系统描述

• 批准号: 21K00545
• 负责人: 高山 善行
• 金额: $ 2.66万
• 依托单位: University of Fukui
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2021
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2021-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-21K00545/
• 关键词: 疑問文; 中古語; 文法史; 係り結び; 終助詞; モダリティ

今年度は、研究期間（４年間）の２年目にあたる。前年度におこなった準備作業の上に、調査・研究を進めていった。前年度は平安初期の『大和物語』を資料として、疑問文の記述をおこなったが、今年度は平安中期作品を資料とした調査分析をおこなった。年度の前半に『落窪物語』、後半に『枕草子』を資料として疑問文の用例調査と構成要素配列による記述、さらにそれらの分析をした。今年度も引き続きコロナ禍の影響を受けて、対面での打ち合わせ会議ができず、年度中に２度ZOOM会議をおこなって、データの検討、情報交換をおこなった。『落窪物語』は、疑問文が豊富でありかつ多様なパターンを収集することができた。基本的に、『大和物語』の分析と同じ視点に立ち、文タイプ別（「地の文」「会話文」「心内文」「和歌」）の用例分布を明らかにした。また、理論的に存在が予測されなかった例外的パターンの例（係助詞重出など）、名詞一語文の例の検討が中心となった。『大和物語』との差異も注意される。これらの研究成果については、2023年度中に論文の形で発表する予定である（既に投稿手続きを済ませている）。『枕草子』については、予想より用例数が多く、用例収集と整理に時間がかかり、まだ分析作業には至っていない。この部分を早急に進める必要がある。なお、本研究の理論的な骨子については論文としてまとめ、研究分担者が所属する愛媛大学の雑誌（査読有）に投稿しており、現在印刷中である。

今年是研究期（四年）的第二年。此次调查研究是在去年前期准备工作的基础上继续进行的。去年我们使用平安时代初期的《大和物语》来撰写问题，但今年我们使用平安时代中期的作品进行研究和分析。上半年以《落洼物语》和下半年的《枕之书》为素材，研究了疑问句的例子，从成分排列的角度进行了描述和分析。 。今年，由于我们仍然受到冠状病毒大流行的影响，我们无法举行面对面的会议，所以我们在年内召开了两次ZOOM会议来审查数据和交换信息。 《落洼物语》中有丰富的疑问句，并且能够收集多种模式。基本上，我们从与《大和物语》的分析相同的角度出发，按句型（‘土句’、‘会话句’、‘心句’、‘和歌’）明确了用法例的分布。此外，我们还重点研究了理论上无法预测其存在的特殊模式的例子（例如协调粒子的多次出现）和单名词句子的例子。与《大和物语》的差异也应该注意。这些研究成果计划于2023年以论文形式发表（已完成投稿程序）。至于《枕边书》，例子比想象的要多，而且收集整理例子也需要时间，所以还没有开始分析。我们需要尽快推进这部分工作。这项研究的理论概要已总结在一篇论文中，该论文已提交给研究合作者所属的爱媛大学的同行评审期刊，目前正在印刷中。