聴覚の大脳皮質-大脳基底核ループの機能解明

听觉大脑皮层基底神经节环的功能阐明

基本信息

批准号：
21K06442
负责人：
冨岡良平
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Kumamoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、聴覚システムにおける大脳皮質-大脳基底核ループの役割を神経回路レベルで解明する事である。教科書において、大脳基底核（線条体）は、広く大脳皮質から入力を受けている。聴覚野も線条体（尾側）に投射しているが、この線条体（尾側）がどのような神経回路を構築しているかは明らかにされていなかった。私達のグループは、最近大脳基底核が大脳皮質聴覚野に投射している事を明らかにした。これまで大脳皮質-大脳基底核ループは運動系が中心であったが、私たちのグループは、初めて感覚システムの一つである聴覚システムにおける大脳皮質-大脳基底核ループの存在を明らかにした。このループ回路は、過去の音情報を聴覚野にフィードバックしている神経回路であると考えられる。感覚システムにおいて、「繰り返される刺激」と「稀な刺激」を弁別するのは重要な課題である。これには、過去の情報を保持し、現在の情報を評価するシステムを用意する必要がある。私達のグループは、この聴覚システムにおける大脳皮質-大脳基底核ループが、『「繰り返される音」を検出し、最終的に聴覚野で順応を引き起こし、「繰り返される音」と「稀な音」を弁別する神経回路である』という仮説に至った。本課題では、大脳皮質-大脳基底核ループの役割を明らかにすべく、①聴覚野の応答（「繰り返される音」ないしは「稀な音」に対する応答）に生じる変化を調べる。②聴覚野に投射している大脳基底核の神経細胞の応答（「繰り返される音」ないしは「稀な音」に対する応答）を調べる、という２つの目標を立てた。

本研究的目的是从神经回路水平阐明大脑皮层-基底神经节环路在听觉系统中的作用。在教科书中，基底神经节（纹状体）广泛接收来自大脑皮层的输入。听觉皮层也投射到纹状体（尾侧），但尚不清楚该纹状体（尾侧）构建了什么样的神经回路。我们的小组最近发现基底神经节投射到大脑皮层的听觉皮层。迄今为止，大脑皮层-基底神经节环路主要与运动系统相关，但我们课题组首次揭示了大脑皮层-基底神经节环路在听觉系统中的存在，听觉系统是感觉系统之一。该环路被认为是一种将过去的声音信息反馈到听觉皮层的神经回路。区分“重复刺激”和“罕见刺激”是感觉系统中的一个重要问题。这需要一个系统来维护过去的信息并评估当前的信息。我们的小组已经证明，听觉系统中的皮质基底神经节环路可以检测“重复的声音”，最终触发听觉皮层的适应，并区分“重复的声音”和“罕见的声音”。我们提出了这样的假设：它是一个神经回路，可以区分在这个项目中，为了阐明大脑皮层-基底神经节环路的作用，我们将研究：（1）听觉皮层反应发生的变化（对“重复声音”或“罕见声音”的反应）； 2）我们设定了两个目标：研究投射到听觉皮层的基底神经节神经元的反应（对“重复声音”或“罕见声音”的反应）。

项目成果

期刊论文数量（5）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

繰り返し音刺激によるマウス聴覚野ニューロンの応答

小鼠听觉皮层神经元对重复声音刺激的反应

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Tomioka Ryohei;Takemoto Makoto;Song Wen-Jie;Satyajit Mahapatra and Tomoyuki Takahashi;冨岡良平　周博　宋文杰
通讯作者：
冨岡良平　周博　宋文杰

音刺激に対する聴覚野ニューロンの遅い反応

听觉皮层神经元对声音刺激反应缓慢

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
Tomioka Ryohei;Takemoto Makoto;Song Wen-Jie;Satyajit Mahapatra and Tomoyuki Takahashi;冨岡良平　周博　宋文杰;Satyajit Mahapatra and Tomoyuki Takahashi;冨岡良平　周博　宋文杰
通讯作者：
冨岡良平　周博　宋文杰

繰り返し音刺激によるマウス聴覚野ニューロンの神経応答

小鼠听觉皮层神经元对重复声音刺激的神经反应