Allegory of Liberty: the visual image in modern Western political thought

自由的寓言：现代西方政治思想中的视觉形象

基本信息

批准号：
21K01318
负责人：
川出良枝
金额：
$ 2.41万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本年度は、ヨーロッパの複数の国における自由の表象を分析する前提として、名誉革命の成功により先行して自由な国家としての自覚を強めたイギリスと他の国（とりわけ絶対王政下のフランス）との相違を分析する作業に取り組んだ。というのも、近年の修正主義的歴史分析においては、英仏両国の自由の度合いは従来考えられてきたほど違いはなかったという見方もされているからである。この点は、『フランス絶対主義』（コザンデ / デシモン著）が総括的な分析を行っており参考になった。絶対王政を全体主義のような抑圧的な体制とみるべきではないにせよ、フランスのアンシャン・レジームと、より自由主義的改革が進んだイギリスの名誉革命体制における自由の表象の共通部分と差異を拾い上げることは、政治史の知見とも連携する広がりをもちうるのではないかという確信を得た。平行して単著『平和の探求』を刊行した。これは別のプロジェクトの成果物でもあるが、本研究の問題視角をこの著作にも早速投影することができた。すなわち、平和と戦争の視覚イメージに着目し、平和であることと自由であることの関係についてその「結論」で討究を深めることができた。自由民主主義体制の21世紀的課題を討究する、対談を元にした論考(谷口将紀との共著）も刊行した。本研究はもっぱら西洋圏の思想や視覚イメージを対象とするが、比較の参照軸として中国や日本が貴重な位置を占めることに着目できたことも重要な成果である。計画段階では十分想定しきれなかった要素について、柔軟に研究を進める一方で、当初の計画通り、17世紀から18世紀にかけての代表的な政治思想作品の扉絵における図像の蒐集も順調に進んでいる。図版のデザインに強い影響力を発揮したホッブズ、商業的な成功を期する出版業者との間で図版をめぐって何度もやりとりがあったルソーなど、扉絵もまた一つの思想の反映であることが明らかになった。

今年，作为分析欧洲几个国家的自由表征的前提，我们将重点关注光荣革命成功后强化了自由国家意识的英国与其他国家（特别是英国）之间的关系。绝对君主制下的法国）我们致力于分析差异。这是因为最近的修正主义历史分析认为，英国和法国之间的自由度并不像之前想象的那么不同。关于这一点，《法国专制主义》（Cozende/Desimone 撰写）提供了有用的全面分析。尽管绝对君主制不应该被视为像极权主义那样的压迫性制度，但重要的是要了解法国旧制度和英国光荣革命制度之间自由表现形式之间的异同，后者经历了更加自由的改革，我开始相信我所看到的。从这项研究中学到的知识可能会产生更广泛的影响，将其与政治史知识联系起来。与此同时，他出版了一本书《寻求和平》。虽然这是另一个项目的产品，但我能够立即将这项研究的问题视角投射到这项工作中。换句话说，通过关注和平与战争的视觉形象，我们能够通过“结论”来加深对和平与自由关系的讨论。他还发表了一篇基于一次对话的文章（与谷口正则合着），探讨了 21 世纪自由民主制度面临的挑战。虽然这项研究只关注西方世界的思想和视觉形象，但另一个重要的结果是我们能够关注中国和日本作为参考轴的宝贵地位进行比较。虽然计划阶段无法充分预见的内容正在灵活地进行研究，但17世纪至18世纪政治思想代表作品正面插图的图像收集工作正在按原计划顺利进行。显然，封面艺术也反映了霍布斯和卢梭的思想，霍布斯对插图设计有很大影响，卢梭与出版商进行了多次插图交流，希望获得商业上的成功。