協調学習における主体的な学びの調整を状況に応じて支援するエージェントの開発と評価

支持协作学习中根据情况自主调整学习的Agent的开发与评估

基本信息

批准号：
21K18527
负责人：
望月俊男
金额：
$ 3.99万
依托单位：
Senshu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-07-09 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は，協調学習において，状況や他者との関わりの中で発現する学習者のパフォーマンスを即時に分析し，学習者が学びの自己調整（よりよく学ぶために，次に取り組む学習活動を計画し，実行すること）を主体的・即興的に考えられるように助言するエージェントを開発し評価することである。具体的には，協調学習の対話を通した学習場面を対象として，プロトタイプを構築し，評価することを目的とする。本年度は，新型コロナウイルス感染症の影響が小さくなったため，前年度に改良を進めたシステムを用いて，エージェントを用いた実験や授業実践を行い，データ取得を行った．エージェントの動きは前年度に検討してきたグループの累積発話比率のシャノンエントロピーを指標とした方法に改良した．その改良の結果、エージェントの動作によって議論中の発話の均衡が促されるなど，期待される効果が一定程度みられることがわかった．一方，前年度に，エージェントが学習者の自己調整・社会的共有調整を促す存在として変化・受容されていくプロセスが重要であると考えられる知見が見いだされたことから，エージェントと学習者間の関係性構築過程を分析するために，批判的ディスコース分析を用いて，エージェントのいる学習者間の協調的議論を分析した．その結果，学習者のエージェントに対する最初の印象は様々で，エージェントの促しに対して無視・反論することもあった．だが，学習者がエージェントの能力と可能性を認識すると，エージェントの促しに従って議論に参加するようになった．このように，効果的な調整の促しを実現するために，エージェントとそれをとりまく状況や文脈をデザインする研究の必要性が見いだされた．これらの研究成果は日本教育工学会全国大会，ヒューマンインタフェース学会研究会，HAIシンポジウム，インタラクション2023にて発表し，国際会議CSCL2023で発表予定である．

这项研究的目的是立即分析学习者在协作学习情境中的表现以及与他人的关系，并帮助学习者自我调节自己的学习（为了学得更好，了解下一步该做什么）的发展和目标。评估一个能帮助人们主动、即兴思考（计划和执行活动）的代理。具体来说，目的是通过协作学习对话构建和评估学习情境的原型。今年，随着新型冠状病毒感染的影响减弱，我们利用前一年改进的系统，利用代理进行实验、练习课并收集数据。我们以去年研究过的群体累计话语率的香农熵为指标，改进了智能体移动的方法。改进的结果是，我们发现在一定程度上看到了预期的效果，例如代理在讨论过程中的行为促进了话语平衡。另一方面，在前一年，我们发现代理人改变并被接受为鼓励学习者自我调节和社会共享调节的存在的过程很重要，为了分析关系建立过程，我们使用了批判性的方法。话语分析用于分析学习者与代理之间的合作讨论。结果，学习者对代理的最初印象各不相同，他们有时会忽略或反对代理的提示。然而，一旦学习者认识到代理人的能力和可能性，他们就开始按照代理人的提示参与讨论。因此，为了鼓励有效的协调，我们发现需要进行研究来设计代理及其周围的情况和背景。这些研究成果将在日本教育技术学会全国会议、人机界面学会研究小组、HAI研讨会和Interaction 2023上发表，并将在国际会议CSCL2023上发表。