分化隕石を用いた消滅核種サマリウム146の半減期と初生存在度の検証

利用分化陨石验证灭绝核素钐146的半衰期和初始丰度

基本信息

批准号：
18J12595
负责人：
鏡味沙耶
金额：
$ 1.22万
依托单位：
Tokyo Institute of Technology
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-25 至 2020-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、分化隕石を用いた消滅核種サマリウム146の半減期と初生存在度の検証することであり、分化隕石のNd同位体分析及びSm-Nd年代測定に関する研究を行っていた[1]。一方、隕石母天体上での熱史を十分に理解したうえで、分化隕石試料の選択を行うことが重要であるということが見えてきた。そのため、代表的な分化隕石であるユークライトの母天体における熱史の解読に関する研究を第2のテーマとして遂行した[2]。平成30年度で得られた成果は以下のとおりである。1.始原的分化隕石の鉱物分離を行い、Sm-Nd年代を求めた。予察的な結果は得られたものの、得られた年代の分析誤差は大きく、研究目的を達成するためには鉱物分離手法の開発及び同位体分析技術の向上が必要であるということが判明した。2.ユークライトの化学組成にはバリエーションがあり、玄武岩質ユークライトは４つのサブグループに細分されている。その中でもスタンネルングループという特徴的な化学組成を持つグループに着目し、母天体上での熱史を解明した。様々な温度での熱史を解読するために、ユークライトの全岩希ガス同位体分析に着手した。より精度の高い結果を得るため、韓国極地研究所を訪問し、自ら全希ガス同位体の分析を行った。その結果、特殊な形成過程が提唱されているスタンネルングループについても、主な玄武岩質ユークライト（メイングループ）と同様の熱史を経験していることが年代学的に示唆された。この研究結果は、地球化学会やLunar and Planetary Science（国際学会）など複数の学会で発表し手織り、博士論文の一部としてもまとめている。研究成果は筆頭著者として論文執筆中であり、近日中に国際誌に投稿予定である。

本研究的目的是利用分化陨石验证灭绝核素钐146的半衰期和初始丰度，并对分化陨石进行Nd同位素分析和Sm-Nd测年研究[1]。另一方面，人们已经清楚，基于对陨石宿主体热历史的透彻了解，选择差异化的陨石样本非常重要。因此，作为第二个主题，我们开展了破译具有代表性的分化陨石——锂辉石母体热历史的研究[2]。 2018财年获得的结果如下。 1.对太初分异陨石进行矿物分离并测定Sm-Nd年龄。虽然取得了初步结果，但所获得的年龄分析误差较大，并且清楚地表明，为了实现研究目标，有必要发展矿物分离方法并改进同位素分析技术。 2. 锂辉石的化学成分存在差异，玄武质锂辉石又分为四个亚类。其中，我们重点研究了一种具有特殊化学成分的基团，称为Stanneln基团，并阐明了其在母体上的热历史。为了破译不同温度下的热历史，我们对锂辉石进行了全岩稀有气体同位素分析。为了获得更准确的结果，他参观了韩国极地研究所，亲自对所有稀有气体同位素进行了分析。结果，按时间顺序，有人提出，斯坦南群（已提出特殊的形成过程）经历了与主要玄武岩锂辉石（主群）相同的热历史。这项研究的结果在多个学术会议上发表，包括地球化学学会和月球与行星科学（国际会议），并被汇编为博士论文的一部分。我目前正在以第一作者的身份撰写一篇研究成果的论文，并计划很快将其提交给国际期刊。