微生物共生と癌化 : EBウイルスとピロリ菌の共生が発癌誘導を促進する分子メカニズム

微生物共生与癌变：EBV与幽门螺杆菌共生促进癌变的分子机制

基本信息

批准号：
13J01636
负责人：
林泰弘
金额：
$ 0.83万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2013
资助国家：
日本
起止时间：
2013 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13J01636/
关键词：
Epstein-Barr virus Helicobacter pylori gastric cancer lipopolysaccharide

项目摘要

炎症細胞浸潤が認められるような局所では、Helicobacter pylori(以下 : ピロリ菌)とEpstein-Barr virus(以下 : EBウイルス)の共局在が認められる。私は、ピロリ菌による慢性胃炎がEBウイルスを活性化し、EBV関連胃がんの発症リスクを高めていると考えた。ピロリ菌によるEBウイルス活性化メカニズムを明らかにすることを本実験の目的とし、まず胃上皮細胞におけるピロリ菌とEBウイルスの二重感染実験を行い、実験的に本現象を再現できるか検討した。まず最初に、ヒト胃上皮細胞由来のAGS細胞において、EBウイルス感染細胞数はピロリ菌存在下で有意に上昇し、EBウイルス由来の潜伏感染関連遺伝子であるEBER1遺伝子もピロリ菌の濃度依存的に上昇することを確認した。続いて、EBウイルスを活性化するピロリ菌の病原因子を解明する為に、まずはピロリ菌の病原毒素であるCagAおよびVacAに焦点をあて、それぞれ又は両遺伝子のノックアウト株の作製を行った。ノックアウト株を用いてEBウイルス感染増強を確かめた結果、野生型と同様にノックアウト株においてもEBウイルス感染率及びEBウイルス由来の潜伏感染遺伝子であるEBNA1遺伝子の発現上昇が認められ、ピロリ菌毒素(CagA, VacA)はEBウイルス感染増強に寄与しないことが明らかになった。しかしピロリ菌LPS、又は大腸菌LPSをAGS細胞に作用させたところ、EBERIならびにEBNAI遺伝子の発現上昇が認められた。これらの結果から、LPSの受容体であるTLR4のシグナルによりEBウイルス感染増強が起きると推察された。EBウイルス関連胃がん発症のプロセスは、LPSを主とする自然シグナル応答の結果引き起こされると考えられる。

在观察到炎症细胞浸润的区域中，幽门螺杆菌（以下简称幽门螺杆菌）和Epstein-Barr病毒（以下简称EB病毒）共存。我认为幽门螺杆菌引起的慢性胃炎会激活 EBV，并增加患 EBV 相关胃癌的风险。本实验的目的是为了阐明幽门螺杆菌激活EB病毒的机制，我们首先在胃上皮细胞中进行了幽门螺杆菌和EB病毒的双重感染实验，以检验这种现象是否可以在实验上重现。首先，在源自人胃上皮细胞的AGS细胞中，在幽门螺杆菌存在的情况下，EB病毒感染的细胞数量显着增加，并且来自EB病毒的潜在感染相关基因EBER1基因也在幽门螺杆菌存在下增加。我确认幽门螺杆菌浓度呈上升趋势。接下来，为了阐明激活EB病毒的H. pylori致病因子，我们首先关注H. pylori的致病毒素CagA和VacA，并创建了每个或两个基因的敲除菌株。确认敲除株对EB病毒感染的增强的结果是，敲除株的EB病毒感染率和来自EB病毒的潜伏感染基因EBNA1基因的表达量也增加。与野生型一样，幽门螺杆菌毒素（CagA、VacA）不会促进 EB 病毒感染。然而，当将幽门螺杆菌LPS或大肠杆菌LPS应用于AGS细胞时，观察到EBERI和EBNAI基因的表达增加。从这些结果推断，来自 LPS 受体 TLR4 的信号增强了 EB 病毒感染。 EBV 相关胃癌的发生过程被认为是由自然信号反应（主要是 LPS）触发的。