網羅的生体分子情報に基づく重症熱傷病態の中心的分子解明と新規治療薬開発

基于综合生物分子信息阐明严重烧伤病理的中心分子并开发新的治疗药物

基本信息

批准号：
22K09118
负责人：
大西伸也
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Osaka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K09118/
关键词：
熱傷バイオインフォマティクス RNAシークエンス質量分析

项目摘要

網羅的生体分子情報とは、メッセンジャーRNAやノンコーディングRNAといった遺伝子発現や遺伝子産物であるタンパクなどの変化に関する情報である。この大量の情報を統合して解析するバイオインフォマティクス技術が発展しており、あらゆる疾患の新たな病態解明につながっている。本研究では、熱傷における遺伝子やタンパクの変化を網羅的に測定し、統合解析を行うとともに、明らかとなった中心的分子の役割を基礎実験にて解明することが目標である。以下の2つに焦点を当てている。①臨床検体を用いて重症熱傷において中心的役割を担う分子(遺伝子/タンパク)を同定し治療効果/重症度/予後との関連性を評価する。②同定された中心的分子に関して熱傷マウスモデルを用いて役割を解明する。初年度は、1：臨床検体の収集、2：重症熱傷の臨床検体を用いた網羅的タンパク発現の解析を行った。①に関してはより臨床表現型を反映する網羅的タンパク解析を優先して行っている。既存検体を用いた血漿中に含まれるタンパクの質量分析の測定結果について、詳細な臨床情報を組み合わせ、より多角的に解析を行った。健常者との比較において23個のタンパクの変化が有意であり、酸素代謝やコレステロールのエステル化等のプロセスに関わっていることが分かった。転帰の違いによる比較においては、10個のタンパクの変化が有意であることが分かり、その中でもヘモグロビンサブユニットやTTR、SERPINF2といったタンパクが中心的分子であることが分かった。

综合生物分子信息是关于基因表达变化的信息，例如信使RNA和非编码RNA以及作为基因产物的蛋白质。正在开发整合和分析大量信息的生物信息学技术，从而阐明各种疾病的新病理。本研究的目标是全面测量烧伤中基因和蛋白质的变化，进行整合分析，并通过基础实验阐明已识别的中心分子的作用。它重点关注两件事： ① 利用临床标本鉴定在严重烧伤中起核心作用的分子（基因/蛋白质），并评估其与治疗效果、严重程度和预后的关系。 ② 使用烧伤小鼠模型阐明已识别的中心分子的作用。第一年，我们进行了1）临床标本采集，2）利用严重烧伤临床标本进行蛋白质表达的综合分析。关于①，我们优先考虑更好地反映临床表型的全面蛋白质分析。使用现有样本对血浆中所含蛋白质进行质谱测量的结果与详细的临床信息相结合，以进行更加多方面的分析。与健康受试者相比，23种蛋白质的变化显着，表明它们参与了氧代谢和胆固醇酯化等过程。在比较结果差异时，发现 10 种蛋白质的变化显着，其中血红蛋白亚基、TTR 和 SERPINF2 等蛋白质被发现是中心分子。