バクテリア由来ＲＮＡのＴ細胞増殖抑制機構の解明と炎症性腸疾患への応用

阐明细菌来源的RNA抑制T细胞增殖的机制及其在炎症性肠病中的应用

基本信息

批准号：
18J40075
负责人：
青木綾子
金额：
$ 2.33万
依托单位：
National Agriculture and Food Research Organization (2022)Japan Women's University (2018-2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-25 至 2023-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18J40075/
关键词：
乳酸菌 RNA T細胞増殖抑制大腸炎症増殖乳酸菌RNA Imiquimod マウスT細胞増殖応答 IL-2

项目摘要

昨年度までに抑制活性の強いRNAを持つ乳酸菌としてLactobacillus fermentum N2 (N2)株を選抜し、N2株由来の短鎖RNAにT細胞増殖抑制活性があること、この抑制作用が配列によって異なることを明らかにしてきた。また、大腸炎症モデルマウスに対してN2株菌体の投与効果を検討し、菌体の摂取が予想外に大腸炎症を悪化させることを明らかにしている。本年度は、①短鎖RNAの配列と抑制活性の関係について検討を行うとともに、②N2株由来RNA自体の大腸炎症モデルに対する投与効果を評価した。①同じ塩基からなるポリマーを用いて抑制活性を調べたところ、poly(A)にのみ増殖抑制活性が認められた。poly(A)は鎖長に関係なく抑制活性が認められ、最小単位であるアデニル酸（AMP）も抑制活性を示した。AMPはCD73によりアデノシンに変換され、アデノシン受容体A2Aを介して抑制作用を示すことが報告されている。そこで、CD73およびアデノシン受容体の阻害剤を使用し、T細胞増殖抑制活性に対する影響について検討した。その結果、これらの阻害剤の添加によりAMPだけでなくN2株由来RNAのT細胞増殖抑制作用も阻害されることが明らかになった。以上から、N2株RNAによるT細胞増殖抑制作用にはCD73およびアデノシン受容体A2Aが関与している可能性が示唆された。②マウスに水またはN2株由来RNAを毎日投与した。1週間後、デキストラン硫酸ナトリウム水溶液を自由摂取させることで大腸炎症を誘導した。マウスの体重、糞便スコア、血便スコア、大腸長を調べた結果、N2株RNAの投与はいずれの項目においても有意な効果を示さなかった。このことから、今回選抜した乳酸菌RNAは大腸炎症の予防・治療には期待できないと考えられた。今後は大腸炎症とは別の免疫疾患に対しての効果を検討していくことを考えている。

到去年，我们筛选出发酵乳杆菌N2（N2）菌株作为RNA具有强抑制活性的乳酸菌，发现N2菌株来源的短链RNA具有T细胞增殖抑制活性，并且这种抑制活性效果因我所做的顺序而异。此外，我们检查了将N2株细菌给予结肠炎症模型小鼠的效果，发现摄入该细菌意外地加剧了结肠炎症。今年，我们 (1) 研究了短链 RNA 序列与抑制活性之间的关系，(2) 评估了使用源自 N2 菌株本身的 RNA 对结肠炎症模型的影响。 (1)当使用由相同碱基组成的聚合物研究抑制活性时，发现只有聚(A)具有生长抑制活性。无论链长如何，Poly(A) 都显示出抑制活性，最小的单位腺苷酸 (AMP) 也显示出抑制活性。据报道，AMP被CD73转化为腺苷，并通过腺苷受体A2A发挥抑制作用。因此，我们使用CD73和腺苷受体抑制剂并检查它们对T细胞增殖抑制活性的影响。结果表明，添加这些抑制剂不仅抑制AMP，而且抑制来自N2株的RNA的T细胞增殖抑制作用。综上所述，提示CD73和腺苷受体A2A可能参与N2株RNA的T细胞增殖抑制作用。 ②每天给小鼠施用水或来自N2株的RNA。 1周后，随意摄入右旋糖酐硫酸钠水溶液诱发结肠炎症。检查小鼠体重、粪便评分、便血评分和结肠长度的结果是，施用N2株RNA对任何项目均未显示出任何显着影响。据此，认为本次选择的乳酸菌RNA不能指望能够预防或治疗结肠炎症。未来，我们正在考虑研究其对结肠炎症以外的免疫疾病的影响。