日本社会における技能形成・評価メカニズムを通じた制度的不平等の研究

通过技能形成和评价机制研究日本社会的制度不平等

基本信息

批准号：
17J01483
负责人：
小川和孝
金额：
$ 1.41万
依托单位：
Keio University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2017
资助国家：
日本
起止时间：
2017-04-26 至 2020-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

最終年度となる第3年度に従事したプロジェクトの一つは、東アジア社会における教育訓練システムと格差の生成に関する研究である。社会階層論における根本的な問いの一つとして、なぜ国家間で異なる格差の水準が存在するか、そこにおける社会制度の役割は何かということが挙げられる。社会制度の存在は人々にインセンティブや制約をもたらし、そして人々の保有する資源と結びつくことで、異なる社会的行為を帰結させる。しかし様々な研究の蓄積にもかかわらず、社会的格差の生成プロセスに関しては依然として検討の余地があり、より多くの社会を事例にした検証が必要である。とりわけ後発的に近代化が生じ、高学歴化がより急激に進行している東アジア社会において、教育訓練制度の役割を問うことには大きな意義があると考えられる。こうした関心の下に、日本と台湾を対象にしたパネルデータを比較に使用し、学歴と就業状況、賃金格差の時系列的変化を分析した。分析の結果として、台湾の高学歴女性は一貫して高い就業率を示すのに対して、日本の高学歴女性はライフサイクルの変化に応じて就業率が低下する傾向が明らかになった。また、既存研究に整合して男女間賃金格差の全般的な水準は台湾よりも日本で大きいものの、賃金分布の分位点に注目すると、日本では分布の上位で格差が大きく、台湾では分布の下位で大きいという差異が確認された。これら成果は、複数の国際学会において発表した。

我在第三年（最后一年）从事的项目之一是研究教育和培训系统以及东亚社会差异的产生。社会等级理论中的基本问题之一是，为什么国家之间存在不同的差异，而社会机构在这方面起着什么作用？社会机构的存在为人们带来了激励和限制，并通过将他们与所拥有的资源联系起来，从而导致不同的社会行为。但是，尽管有各种研究的积累，但仍需要考虑产生社会差异的过程，并且必须使用更多社会示例进行验证。人们认为，质疑教育和培训系统的作用，尤其是在东亚社会中，现代化发生后来发生，高等教育的进展更快。在这种兴趣下，使用来自日本和台湾的小组数据进行比较，以分析教育背景，就业状况和工资差距的时间序列变化。分析表明，尽管台湾受过良好教育的妇女始终表现出很高的就业率，但随着生命周期的变化，日本的日本妇女的就业率往往较低。此外，尽管日本男女之间的工资差距的总体水平比台湾大，但当我们看一下工资分布的分位数时，我们发现在日本，在分布的顶部和台湾的差距很大，在日本，差异是在日本，在日本，分布在分布的底部很大。这些结果是在几个国际会议上提出的。