摂餌潜水を行う海棲哺乳類におけるエネルギー収支に関する研究

从事潜水摄食的海洋哺乳动物能量平衡研究

基本信息

批准号：
10J05577
负责人：
鈴木一平
金额：
$ 1.34万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2012
项目状态：
已结题

项目摘要

海棲哺乳類は海洋生態系における高次捕食者であり、多くの水産資源を消費することから、その消費量を把握し、彼らのエネルギー収支バランスを知ることは、人類の持続可能な水産資源利用を管理する上で重要である。エネルギー収支は、rエネルギー獲得量』と『エネルギー消費量』を定量化することで推定できる。本研究では、海棲哺乳類のエネルギー収支を解明するため、動物搭載型記録計を用いた手法を新たに考案し、その定量化を目的として研究を行っている。平成24年度における研究では、エネルギー消費量の新たな推定法として、初年度と第2年度に取得した野生のアシカ科のデータを用いて潜水行動情報の1つである『速度』によるエネルギー消費量の推定法を確立し、その成果を国内学会にてポスター発表と口頭発表を行った。従来の手法である二重標識水法と比較した本手法のメリットは2点あげられる。まず、従来の手法では、動物の再捕獲が消費量推定のために不可欠であったが、本手法では、遠隔切離し装置によって記録計を回収するため再捕獲の必要がなく、再捕獲の困難な種にも適応可能な手法となった。また、従来の手法では、最初の捕獲時と再捕獲時の期間の消費量推定のみが可能であったが、本手法では、時系列データを用いた推定法のため、より時間分解能が高い消費量推定が可能となった。・時系列データに加えて、生理学的手法によるエネルギー消費量の定量化として、新たに開発した動物搭載型採血装置を用いた予備実験をセントアンドリュース大学(スコットランド)の海棲哺乳類研究施設との共同研究で行った。その結果、水中の鰭脚類から血液サンプルを取得する手法を確立できたので、今後、血中情報を用いたエネルギー消費量の推定や潜水生理を解明することに繋がると考えられる。

海洋哺乳动物是海洋生态系统中的高级捕食者，消耗大量的海洋资源，因此了解它们的消耗和能量平衡对于人类可持续利用海洋资源和管理具有重要意义。能量平衡可以通过量化“获得的能量量”和“消耗的能量量”来估计。在这项研究中，为了阐明海洋哺乳动物的能量平衡，我们设计了一种使用动物安装记录仪的新方法，并正在进行以量化为目的的研究。在2012财年进行的研究中，我们利用第一年和第二年获取的野生海狮数据作为估算能量消耗的新方法，建立了的估算方法，并在国内学术会议上进行了海报和口头报告。与传统方法——双标记水法相比，该方法有两个优点。首先，在传统方法中，重新捕获动物对于估计消耗量是必要的，但是在这种方法中，记录仪是使用远程分离装置来恢复的，因此不需要重新捕获，使得重新捕获变得困难。不同的物种。另外，在以往的方法中，只能估计初次捕捉到重新捕捉期间的消耗量，而本方法使用时间序列数据，因此能够以更高的时间分辨率来估计消耗量，从而能够估计消耗量。・除了时间序列数据外，我们还在圣安德鲁斯大学（苏格兰）的海洋哺乳动物研究设施中使用新开发的动物血液采样装置进行初步实验，以利用生理方法量化能量消耗。它用于研究。因此，我们能够建立一种从水下鳍足类动物中获取血液样本的方法，我们相信这将导致利用血液信息来估计能量消耗并阐明潜水生理学。