白亜紀スーパークロンにおける地磁気変動の復元

白垩纪超纪元地磁波动的重建

基本信息

批准号：
19740266
负责人：
菅沼悠介
金额：
$ 2.34万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至 2008
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19740266/
关键词：
古地磁気学地球システム科学白亜紀

项目摘要

白亜紀にはスーパークロンと呼ばれる数千万年以上に渡り地磁気が逆転しなかった時代が存在する(白亜紀スーパークロン:約1億2000万〜8400万年前).特に約1億2000万前には,オントンジャワ海台の形成,海洋無酸素イベント(OAE-1),そして白亜紀スーパークロンの開始という地球史上の大イベントが同時に発生しているため,これらのイベントが密接に関係する一連の地球システム変動である可能性が示唆されている.最新のマントル対流シミュレーションの研究は,圧倒的な熱容量を持ち地球システムを支配しているマントルの対流が約1億2000万年前に活発化し,地球表層への熱流量を増加させ,その結果として一連の地球システム変動を引き起こした可能性を示している.しかし,なぜマントル対流の活発化が約4000万年間にわたる逆転しない地磁気を作り出したのか?このメカニズムは未だ明らかでない.そこで本研究は,連続的に堆積した遠洋性石灰岩層を対象として,白亜紀スーパークロンにおける相対的古地磁気強度・方向変動の復元を試みる.そして,非逆転モード(白亜紀スーパークロン)と逆転モード(白亜紀スーパークロンの前後)における地磁気強度・方向変動における特徴を明らかにし,各モードにおける外核ダイナミクスの理解の一助とすることを目的とした.本研究では,2007年6月31日から7月13日まで,イタリア中部に分布する白亜紀石灰岩層に対してフィールド調査に基づく詳細な地質柱状図の作成を行った.そして,白亜紀スーパークロン中と前後における高解像度の古地磁気永年変動記録を復元するために,それぞれの層準から約10mの連続サンプリングを行った.現在までに堆積岩中に存在する磁性鉱物の存在状態(量・種・磁区構造)の確認と,パイロットサンプルの測定を行い,残留磁化の安定性の検証を行っている.今後は,残りの試料の測定を進め,精度の良い相対的古地磁気強度・方向変動曲線の確立を目指す.

在白垩纪时期，有一个时期被称为超级纪元（Superchron），其中地球磁场在数千万年之内都没有发生逆转（白垩纪超纪元：距今约1.2亿至8400万年）。尤其是约1.2亿年前。翁通爪哇高原、海洋的形成由于地球历史上的重大事件，例如海洋缺氧事件（OAE-1）和白垩纪超纪元的开始是同时发生的，因此表明这些事件可能是一系列密切相关的地球系统最新变化。地幔对流模拟研究表明，地幔中的对流具有压倒性的热容量，在地球系统中占主导地位，大约在1.2亿年前就开始活跃，增加了流向地球表面的热流，并由此产生了一系列的地幔对流。地球系统发生了变化。然而，为什么地幔对流的激活会产生大约 4000 万年没有反转的地磁场？这一机制仍不清楚。例如，我们将尝试重建白垩纪超年代中的相对古地磁强度和方向变化。我们还将研究非反转模式（白垩纪超年代）和反转模式（白垩纪超年代前后）的地磁强度和方向变化。）本研究的目的是根据现场研究阐明其特征并帮助了解每种模式的外核动力学详细信息。我们制作了详细的地质柱状图，为了重建白垩纪超纪元期间和之前古地磁长期变化的高分辨率记录，我们对沉积岩中每个层位约 10 m 的位置进行了连续采样。我们正在确认磁性矿物的存在状态（数量、种类、磁畴结构），并对中试样品进行测量，以验证剩余磁化强度的稳定性。未来，我们将继续对剩余样品进行测量，以获得高精度我们的目标是建立相对古地磁强度和方向变化曲线。