新しい調査手法による断層破砕帯構造の不均質性の検出

使用新的调查方法检测断层破碎带结构的非均质性

• 批准号: 18740276
• 负责人: 田所 敬一
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: Nagoya University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2006
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2006 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18740276/
• 关键词: 内部構造; 断層構造; 減衰; 異方性

昨年度に引き続き,断層帯の微細構造を解明するため,跡津川断層帯の1カ所(有峰湖の西側:大多和)に臨時観測点を設置し,地震観測を行なった.収録した波形を用いて,コーダ波減衰の空間分布の解明と減衰異方性の解析を行なった.解析の結果,相対的に断層帯内のみを通るパス上における減衰が断層の外側よりも大きい(断層帯内:100〜150;断層帯外:300〜500)という傾向が見られた.また,走向方向の不均質性としては,断層帯の中央部の減衰が縁辺部よりも大きい(Qの最小値:138)という傾向が見られた.次に,減衰異方性の解析を行なった結果,断層の走向と直行方向に振動するコーダ波の減衰が大きいことが分かった.これらの傾向は昨年度の解析からも検出されている.観測時期が異なるが同じ傾向が見られるということは,ここで検出した減衰構造の不均質性は,跡津川断層帯における普遍的な構造であると言える.以上の結果から,跡津川断層帯内では普遍的に断層に平行なフラクチャ群が卓越しており,特に断層帯の中央部のフラクチャ密度が高く,減衰が大きくなるという構造があることが明らかになった.このような構造不均質は,断層破砕帯の構造と地震発生との関係を考える上で重要である.さらに,箱根・足柄地域の4カ所に臨時観測点を設置し,地震観測を行なった.この観測の目的は,地震活動度の時間変化に関連した地殻構造の時間変化を減衰や異方性の解析から検出することであった.この解析については,予想に反して解析に用いることのできた地震数が少なかったため目立った成果が得られなかった.

继去年之后，为了弄清断裂带的精细结构，我们在阿十津川断裂带的一处地点（有峰湖西侧：大田）设置了临时观测点，进行了地震观测。利用记录的波形. 尾波明确了衰减的空间分布，分析了衰减各向异性。分析结果表明，仅经过断层带内的路径上的衰减相对大于断层外的路径（断层带内：100-150；断层带内：100-150；断层带外另外，对于走向方向的非均质性，分析结果显示，存在断裂带中心的衰减大于边缘的趋势（Q的最小值：138）。衰减各向异性，发现在垂直于断层走向的方向上振荡的尾波衰减很大。去年的分析中也发现了这些趋势。不同时间的观测结果相同观察到相同趋势的事实表明，这里检测到的衰减构造的非均质性是原子津川断裂带的普遍构造，并且明确存在以与断裂带平行的裂缝群为主的构造。断裂带中心裂缝密度特别高，衰减大。这种构造非均质性是由构造造成的。这在考虑地震活动与地震发生之间的关系时非常重要。此外，我们在箱根/足柄地区的四个地点设置了临时观测点并进行了地震观测。此次观测的目的是调查地震活动的时间变化。目的是通过衰减和各向异性分析来检测相关地壳结构的时间变化。与预期相反，可用于分析的地震数量很少，因此没有获得有意义的结果。

项目成果

歪集中帯を中心とする大学合同地震観測 : 跡津川断層域を中心として

以应变集中区为中心的联合大学地震观测：以原子津川断裂带为中心

• 发表时间: 2006
• 作者: 歪集中帯大学合同地震観測グループ

Nishigami, K., I. Fujisawa, K. Tadokoro, T. Mizuno, and Y. Mamada, Temporary seismic observation at the Atotsugawa fault, central Japan : Study on fault-zone trapped waves and attenuation of S-waves

Nishigami, K., I. Fujisawa, K. Tadokoro, T. Mizuno, and Y. Mamada，日本中部阿托津川断层的临时地震观测：断层带陷波和横波衰减研究

• 发表时间: 2007
• 作者: Nishigami; K.; I.Fujisawa; K.Tadokoro; T.Mizuno; Y.Mamada
• 通讯作者: Y.Mamada

Induced earthquakes accompanying the water injection experiment at the Nojima fault zone, Japan: Seismicity and its migration

日本野岛断裂带注水实验引发的地震：地震活动及其迁移

• DOI: 10.1029/1999jb900416
• 发表时间: 2000-03-10
• 期刊: Journal of Geophysical Research
• 作者: K. Tadokoro;M. Ando;K. Nishigami
• 通讯作者: K. Nishigami