超音波とラジオ波を用いる水溶性フラーレンによる新規深部癌治療薬の開発

利用超声波和无线电波使用水溶性富勒烯开发新的深层癌症治疗方法

基本信息

批准号：
21651097
负责人：
池田篤志
金额：
$ 2.05万
依托单位：
Nara Institute of Science and Technology
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

我々が開発した交換反応法により高濃度でC_<60>を取り込んだC_<60>含有リポソームの作製に成功した。このC_<60>含有リポソームに可視光を照射することで、活性酸素を発生しがん細胞を死滅することが可能なことから光線力学治療法への応用が期待される。しかし、光線力学治療法では可視光を利用するため、表層がん治療には有効であるが、深部がんには働かない。そこで、本課題では、このC_<60>含有リポソームに、可視光に変え、より深部まで照射することが可能なラジオ波、超音波もしくは電磁波を照射することで、深部がんにも有効ながん治療法の開発を目指した。しかし、昨年度はラジオ波のパワーが小さく温度変化が確認できなかったことから、温熱療法(ハイパーサーミア)への応用が難しかった。本年度は電磁波を照射することによる温度上昇の検討を行った。フラーレンを含むリポソーム水溶液と含まないリポソーム水溶液をそれぞれ準備し、電子レンジを用いて電磁波照射時間に依存した温度変化を測定した。その結果、フラーレンの有無により、温度変化に若干の差があるものの、大きな差がないことが確認された。従って、電子レンジとフラーレンを利用したハイパーサーミアへの利用は難しいことがわかった。今後は、電磁波の波長を変えられる電磁波の発生装置を用いて検討を行う。また、ラジオ波の利用に向け、病院などでハイパーサーミア治療において実際に用いられているようなさらに強いラジオ波を発生可能な装置を探し、共同研究として検討を行う必要がある。

我们成功地生产了C_ <60>的含脂质体，这些脂质体使用我们开发的交换反应方法在高浓度下融合了C_ <60>。通过辐照具有可见光的C_ <60>含脂质体，可以产生活性氧并杀死癌细胞，因此有望将其应用于光动力治疗方法。但是，光动力疗法使用可见光，使其对表面癌症的治疗有效，但对深癌不起作用。因此，在这一主题中，我们旨在开发一种癌症治疗方法，该方法通过用无线电波，超声波或电磁波辐射C_ <60>含有C_ <60>的脂质体有效，可以更深入地辐射到可见光中，并提高到下一水平。但是，去年，无线电波的力量很小，温度变化尚未确认，因此很难应用于热疗（高温）。今年，我们研究了电磁波辐射引起的温度升高。制备了含有富勒烯的水性溶液和无脂质体的水性脂质体，并使用微波炉测量了取决于电磁波照射时间的温度变化。结果，已经证实，根据富勒烯的存在或不存在，温度变化略有差异，但没有显着差异。因此，已经发现，使用微波炉和富勒烯很难在高温中使用。将来，我们将使用可以改变电磁波波长的电磁波发生器进行研究。此外，为了使用无线电波，有必要找到一种可以产生更强无线电波的设备，例如医院中实际上使用过的高温治疗并进行联合研究。