日本企業の流動性資産保有動機の考察

日本企业持有流动资产的动机研究

基本信息

批准号：
13730070
负责人：
堀敬一
金额：
$ 1.47万
依托单位：
Ritsumeikan University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2002
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13730070/
关键词：
流動性資産金融政策設備投資 VAR 流動性

项目摘要

本研究の具体的な目的は、時系列分析により日本企業の流動性資産の保有が設備投資などの企業行動に与える影響を考察することであった。加えて政府・中央銀行の流動性供給のあるべき姿について何らかの政策的含意が得ることも目的の一つであった。その結果として本研究により以下のような成果を得ることができた。第1に従来から認識されているように、流動性資産の保有は企業の設備投資に有意な影響を与えている。したがって日本企業は流動性制約に直面していた可能性が高いと考えられる。第2にこのような経済環境を前提とすると、政策当局による拡張的な金融政策は設備投資を増加させ、GDPを拡大することができる。このことは金融政策の波及経路として、貸し出しのチャネルが金利のチャネルと比べて相対的に重要であることを意味している。第3に近年の企業の流動性資産の保有は低下傾向にあることがわかった。このことは90年代の後半から日本経済が構造変化を起こした可能性を示唆している。企業が流動性資産を保有しないのは、流動性資産に対する需要が減っただけではなくて、流動性制約に直面した企業が、保有する流動性資産を使い果たしてしまったという理由からかもしれない。しかしながら経済全体で大量のベース・マネーが日本銀行によって供給されているので、後者の原因は現実的ではない。すなわち不況にもかかわらず、企業が流動性資産を保有しないのは単に流動性資産に対する需要が減少したからである。したがって追加的に貨幣供給を行ったとしても、企業は設備投資を行おうとしない。このように本研究の成果により、金融政策のあり方にも変化が生じていることが明らかになった。

本研究的具体目的是利用时间序列分析来考察日本企业持有流动资产对资本投资等企业行为的影响。此外，目标之一是获得有关政府/央行流动性供给的理想形式的一些政策影响。通过这项研究，我们获得了以下结果。首先，人们早已认识到，流动资产的持有对企业资本投资具有重大影响。因此，日本企业很可能面临流动性紧张。其次，在这种经济环境下，政策当局实施扩张性货币政策可以增加资本投资并扩大GDP。这意味着贷款渠道作为货币政策的传导渠道相对比利率渠道更为重要。第三，我们发现企业流动资产持有量近年来呈下降趋势。这表明日本经济自20世纪90年代末以来可能经历了结构性变化。企业不持有流动资产的原因不仅是因为对流动资产的需求减少，还因为面临流动性约束的企业可能已经耗尽了流动资产。然而，由于整个经济体的大量基础货币是由日本央行提供的，后一个原因并不现实。换句话说，尽管经济衰退，企业持有流动资产并不只是因为流动资产的需求减少了。因此，即使有额外的货币供应，企业也不会进行资本投资。这样，本研究的结果清楚地表明，货币政策的执行方式正在发生变化。