航空機観測による太平洋熱帯域の対流圏化学の研究:雨期における対流圏化学

利用飞机观测研究热带太平洋地区的对流层化学：雨季的对流层化学

基本信息

批准号：
11691123
负责人：
近藤豊
金额：
$ 5.44万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
1999
资助国家：
日本
起止时间：
1999 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

1999年8,9月に、熱帯オーストラリアにおけるバイオマス燃料が、対流圏オゾンとその前駆気体成分(NOx,CO,CH_4,NMHCs等)、CO_1、エアロゾルの分布、化学反応系に与える影響を調べる目的のために高度0.3-13.5kmの範囲で航空機観測を実施した。航空機は日本から運用し、サイパンおよびポートモレスビーを経由しダーウィンに到着した。ダーウィンで集中観測を行った後、帰途はビアック、サイパンを経由し日本に戻った。この観測データを解析し現在までにわかった点を以下に列挙する。1)0-3kmの高度でNO_y,O_3,CO,NMHsCに大規模なバイオマス燃料の影響が強く見られた。CO_1に対するNO_y CO,NMHCsの生成率を高精度で求めるデータを取得した。2)北オーストラリア大陸上では高気圧性の下降流のため、バイオマス燃料起源の空気は3km以上には輸送されにくい。3)3km以下の高度ではチモール海海上にバイオマス燃焼空気魂が輸送されている様子が観測された。また1999年12月-2000年3月に北極域での下部成層圏-上部対流圏の大気成分の航空機観測をNASAと共同で実施した。中緯度から高緯度での様々な大気組成を冬期から早春にかけて測定することにより、上部対流圏の大気化学過程の緯度変化、季節変化を調べるためのデータが取得された。

1999年8月和9月，为了调查生物质燃料对热带澳大利亚对流层臭氧及其前体气体成分（NOx、CO、CH_4、NMHCs等）、CO_1、气溶胶分布和化学反应系统的影响。飞机观测的高度范围为0.3至13.5公里。这架飞机从日本起飞，经塞班岛和莫尔兹比港抵达达尔文。在达尔文进行密集观测后，他们经比亚克和塞班岛返回日本。到目前为止，我们通过分析这些观察数据了解到的要点如下。 1)大规模生物质燃料对0~3 km海拔高度的NO_y、O_3、CO、NMHsC影响较大。我们获得的数据可以高精度地确定 NO_y CO、NMHC 相对于 CO_1 的生成率。 2) 由于澳大利亚大陆北部的反气旋下沉气流，来自生物质燃料的空气很难输送超过3公里。 3) 在海拔3公里以下，观察到生物质燃烧空气在帝汶海上空输送。此外，1999年12月至2000年3月，我们与美国宇航局合作，对北极地区平流层下层和对流层上层的大气成分进行了飞机观测。通过从冬季到早春测量中纬度到高纬度的各种大气成分，我们获得了研究对流层上层大气化学过程的纬度和季节变化的数据。