粘膜免疫により産生される粘膜分泌型抗インフルエンザ抗体の交叉防御機構の解析

粘膜免疫产生的粘膜分泌型抗流感抗体的交叉保护机制分析

基本信息

批准号：
23390119
负责人：
岡本成史
金额：
$ 12.73万
依托单位：
独立行政法人医薬基盤研究所
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2011
资助国家：
日本
起止时间：
2011-04-01 至 2014-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23390119/
关键词：
インフルエンザウイルス粘膜免疫 IgA抗体交叉防御

项目摘要

インフルエンザワクチンの経鼻接種は、粘膜表層への抗インフルエンザIgA抗体の産生を誘導し、インフルエンザウイルス感染における交叉防御効果に関与すると考えられている。しかし、実際に抗インフルエンザIgA抗体がこの交叉防御効果に関与する直接的な証明はほとんどなされていない。そこで、我々は、昨年度よりインフルエンザワクチンの粘膜免疫により抗ウイルスIgAモノクローナル抗体を作製し、その抗体の抗ウイルス交叉防御効果の可能性について検討を行った。H3N2型のAインフルエンザウイルス広島株に対する抗ウイルスIgAモノクローナル抗体を採取し、その交叉防御効果について検討したところ、同抗体が広島株以外の複数のH3N2型株に対する交叉性の抗ウイルス中和活性を有することを明らかにした。IgA抗体は、モノマー及びポリマーと形態に多様性を有することから、同抗体のモノマー、ポリマーの形態別による抗ウイルス中和活性の変化の有無を検討した。その結果、ポリマーの形態の方がモノマー形態よりも各ウイルス株に対する交叉反応性の中和活性が数倍以上高いことを明らかにした。次に交叉反応性の中和活性に作用する抗原認識部位についてエスケープミュータントを用いた解析を用いて検討したところ、ヘマグルチニン(HA1)のIgG抗体結合部分と推定される210番目のアミノ酸が関与することを示唆した。以上の結果から、IgA抗体が交叉反応性の中和活性を有すること、その交叉中和活性を効果的に作用するためにポリマーの形態が重要であることを明らかにした。

鼻腔接种流感疫苗可诱导粘膜表层产生抗流感IgA抗体，被认为参与对抗流感病毒感染的交叉保护作用。然而，几乎没有直接证据表明抗流感 IgA 抗体实际上参与了这种交叉保护作用。因此，从去年开始，我们利用流感疫苗的粘膜免疫产生了抗病毒IgA单克隆抗体，并研究了这些抗体抗病毒交叉保护作用的可能性。我们收集了针对 H3N2 甲型流感病毒广岛株的抗病毒 IgA 单克隆抗体，并检查了其交叉保护作用，发现该抗体对除广岛株以外的多种 H3N2 株具有交叉反应性抗病毒中和活性。由于IgA抗体具有多种形式的单体和聚合物，我们检查了抗病毒中和活性是否根据抗体的单体和聚合物的形式而变化。结果表明，聚合物形式对每种病毒株的交叉反应中和活性比单体形式高数倍。接下来，我们使用逃逸突变体分析研究了影响交叉反应中和活性的抗原识别位点，发现其中涉及第210个氨基酸，推测该氨基酸是血凝素（HA1）的IgG抗体结合部分。上述结果表明，IgA抗体具有交叉反应中和活性，并且聚合物的形式对于有效发挥交叉中和活性很重要。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Intranasal Immunization With Formalin Inactivated Influenza A Whole-Virion Vaccine Alone Induces Sufficient Cross-Protection, Correlating With Cross-Reactive Neutralizing Antibody Production

使用福尔马林灭活流感全病毒疫苗进行鼻内免疫可单独诱导充分的交叉保护，与交叉反应性中和抗体的产生相关

DOI：
发表时间：
2011
期刊：
影响因子：
0
作者：
Kawai T.;Saito M.;Nishikomori R.;Yasumi T.;Izawa K.;Murakami T.;Okamoto N.;Mori Y.;Nakagawa N.;Imai K.;Nonoyama S.;Wada T.;Yatie A.;Oomori K.;Nakahata T.;Heike T.;岡本成史;Haredy AM;山田博司;岡本成史;Haredy AM;山田博司;松岡須美子;岡本成史;松岡須美子;Okamoto S
通讯作者：
Okamoto S

Dextran sulfateによるインフルエンザウイルスNA活性とウイルス増殖の阻害

硫酸葡聚糖抑制流感病毒NA活性和病毒增殖

DOI：
发表时间：
2012
期刊：
影响因子：
0
作者：
Kawai T.;Saito M.;Nishikomori R.;Yasumi T.;Izawa K.;Murakami T.;Okamoto N.;Mori Y.;Nakagawa N.;Imai K.;Nonoyama S.;Wada T.;Yatie A.;Oomori K.;Nakahata T.;Heike T.;岡本成史;Haredy AM;山田博司
通讯作者：
山田博司

Influenza virus neuraminidase contributes to the dextran sulfate-dependent suppressive replication of some influenza A virus strains.

DOI：
10.1016/j.antiviral.2012.09.012
发表时间：
2012-12
期刊：
Antiviral research
影响因子：
7.6
作者：
H. Yamada;E. Moriishi;Ahmad M. Haredy;N. Takenaka;Y. Mori;K. Yamanishi;S. Okamoto
通讯作者：
H. Yamada;E. Moriishi;Ahmad M. Haredy;N. Takenaka;Y. Mori;K. Yamanishi;S. Okamoto

Crossreactivity of polymeric and monomeric anti-influenza IgA monoclonal antibody

聚合和单体抗流感 IgA 单克隆抗体的交叉反应性

DOI：
发表时间：
2012
期刊：
影响因子：
0
作者：
Kawai T.;Saito M.;Nishikomori R.;Yasumi T.;Izawa K.;Murakami T.;Okamoto N.;Mori Y.;Nakagawa N.;Imai K.;Nonoyama S.;Wada T.;Yatie A.;Oomori K.;Nakahata T.;Heike T.;岡本成史;Haredy AM
通讯作者：
Haredy AM

パンデミックインフルエンザの発生に即応した、ワクチン製造用種ウイルス株の作出―インフルエンザウイルスライブラリーの利用―

针对大流行性流感爆发，创建用于疫苗生产的种子病毒株 - 流感病毒库的利用 -

DOI：
发表时间：
2012
期刊：
影响因子：
0
作者：
Kawai T.;Saito M.;Nishikomori R.;Yasumi T.;Izawa K.;Murakami T.;Okamoto N.;Mori Y.;Nakagawa N.;Imai K.;Nonoyama S.;Wada T.;Yatie A.;Oomori K.;Nakahata T.;Heike T.;岡本成史;Haredy AM;山田博司;岡本成史
通讯作者：
岡本成史