個人化聴覚ディスプレイのための頭部伝達関数の選択・合成手法

个性化听觉显示的头部相关传递函数选择与合成方法

基本信息

批准号：
17700090
负责人：
岩谷幸雄
金额：
$ 2.24万
依托单位：
Tohoku University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

最終年度である本年度は,頭部伝達関数(HRTF)の主観的な選択とバイオメトリクス情報を用いた客観的な合わせ込みについてさらに研究を進めた.主観的合わせ込みの確率過程については,130の異なる聴取者のHRTFセットが含まれた大規模データベースを用いて多数回選択トーナメント実験を行った.その結果,測定された本人のHRTFがデータベース内の他のものよりも定位感がよいと選択される確率は平均で約6%であった.一方,他人のHRTFであっても,定位感のよいものが存在し,それらの選択確率は約14.5%であった.これは,主観的な合わせ込みにより本人のHRTFと同等かそれ以上の定位感を与えることができる可能性を示す重要な知見である.客観的な合わせ込みの手法については,境界要素法を用いて3次元モデルを変形することでHRTFがどのように変形するかについて,解析を進めた.その結果,耳の後ろ側に現れる周波数軸上のディップは,耳介のマクロな板効果の影響であり,6kHz以上に現れる上昇角知覚に重要とされるディップは,耳介の詳細な凹凸が影響することを示した.特に,耳甲介腔や舟状窩の深さを系統的に変えることによって変化するディップが違うことが分かった.これは,耳介の形状を把握することによってHRTFの個人化が行える可能性を示す重要な知見である.以上のような客観的および主観的なHRTFの合わせ込みに関した知見から,例えば主観的に合わせ込んだものを,さらに客観的に個人化する可能性を示すことができたといえる.

今年，最后一年，对使用生物识别信息的主观选择（HRTF）和客观对齐进行了进一步的研究。关于主观对齐的随机过程，我们使用包含来自130位不同听众的HRTF集的大型数据库进行了大型选择锦标赛实验。结果表明，选择测得的HRTF的平均概率是比数据库中其他的更好的定位感约为6％。另一方面，即使对于其他HRTF，也有一些良好的定位感，选择的可能性约为14.5％。这是一个重要的发现，即主观对齐能够给予本地化的可能性等于或大于个人的HRTF。客观比对技术通过使用边界元素方法对三维模型进行变形，我们分析了HRTF如何变形。结果，我们已经表明，出现耳朵后面的频率轴上的倾角受到耳板的宏板效应的影响，并且倾斜对于感知到6kHz上方的上升角度很重要的倾角受到了光环的详细不均匀性的影响。特别是，我们发现通过系统地改变涡轮腔和肩cap骨窝的深度而改变的倾角不同。这是一个重要的发现，即可以通过了解耳线的形状来个性化HRTF。例如，从有关客观和主观HRTF一致性的上述发现中，可以说主观调整的可能性可以进一步客观地个性化。