SDSSクエーサーを用いた宇宙の最大規模の構造の探求と、クエーサーの形成・進化の解明

利用SDSS类星体探索宇宙最大尺度结构并阐明类星体的形成和演化

• 批准号: 05J11839
• 负责人: 矢幡 和浩
• 金额: $ 1.73万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2005
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2005 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05J11839/
• 关键词: ダスト減光; バリオン音響振動; 宇宙の大規模構造; SDSS; ダークエネルギー; 銀河系ダスト; クエーサー; 銀河系内ダスト

前年度、現在天文観測において広く使用されている銀河系内ダスト減光のマップに、背景銀河からの遠赤外光の混入によるものと考えられる、系統的な誤差が存在している事を示した。本年度はその誤差についてさらに考察を深めた。まず、SDSSおよびIRASなどの観測データとシミュレーション結果などを組み合わせ、SDSSで観測された銀河からくる背景遠赤外光の量と、ダスト減光マップに含まれていると考えられる誤差の大きさが定量的に一致する事を確認した。そして、誤差に寄与する銀河などに対して得られた知見から、誤差を補正する試みや、日本の遠赤外線観測衛星「あかり」による新しいダスト減光マップ作成の可能性などを考察した。この誤差は、本研究のテーマである宇宙の大規模構造自身と相関を持つ誤差であるため、現在世界各国で進められているような、銀河分布に見られるバリオン音響振動と呼ばれる特徴的な構造からダークエネルギーの状態方程式を決定するような研究に、深刻な影響を与える可能性がある。そのような系統的な誤差を発見できた事は今後の大規模構造研究の発展にとって重要なものである。なお、前述のバリオン音響振動と呼ばれる構造自体の理論的研究も行った。また、本年度はSDSSのデータを用い、宇宙背景放射静止系に対する我々の特異速度によって見かけ上生じる、非常に大きな宇宙の大規模構造のパターンを検出することも試みた。特異速度によって生じる大規模構造に非常に小さく、現在最大、最良の観測であるSDSSのデータをもってしても検出する事は叶わなかったが、現在計画中のより大規模な掃天観測プロジェクトにおいては有為に検出できる事を示し、その物理的意義などを議論した。

在上一年，我们表明，银河系中的灰尘昏暗图中存在系统的错误，该尘埃图目前广泛用于天文观测中，这被认为是由于背景星系中含有远红外光线所致。今年，我们进一步考虑了错误。首先，我们将观察数据（例如SDSS和IRA）与模拟结果相结合，并确认了与SDS观察到的星系中的背景远红外光的量以及被认为包含在灰尘调度图中的误差的大小是定量重合的。基于对星系的知识和其他导致错误的因素的知识，我们研究了尝试使用日本的远红外观察卫星Akari来纠正错误和创建新尘埃地图的可能性。此错误与宇宙本身的大规模结构是一个相关性，这是本研究的主题，它可能对研究产生严重的影响，该研究确定了来自星系分布中的Baryon声学振动的暗结构状态的方程，就像目前在世界各地都在发生。这种系统错误的发现对于大规模结构研究的未来发展至关重要。此外，理论研究也在结构本身上进行，称为BARYON声学振动。今年，我们还尝试使用SDSS数据来检测由于我们对宇宙背景辐射固定系统的奇异速度而出现的非常大空间结构的模式。尽管它对于由单数速度引起的大规模结构非常小，并且即使使用SDSS的数据（目前是最大，最佳观测）也无法检测到它，但发现在当前计划的大规模清除观察项目中，可以发现它可以检测到它，并讨论了它的物理意义。

项目成果

Large-Scale Clustering of Sloan Digital Sky Survey Quasars: Impact of the Baryon Density and the Cosmological Constant

• DOI: 10.1093/pasj/57.4.529
• 发表时间: 2004-12
• 期刊: Publications of the Astronomical Society of Japan
• 影响因子: 2.3
• 作者: Kazuhiro Yahata;Yasushi Suto;I. Kayo;Takahiko Matsubara;A. Connolly;DanielE. Vanden Berk;Ravi Sheth;I. Szapudi;S. Anderson;N. Bahcall;J. Brinkmann;I. Csabai;Xiaohui Fan;J. Loveday;A. Szalay;Donald G. York

The Effect of FIR background on the SFD Galactic dust extinction map and its impact on Cosmology

FIR背景对SFD银河尘埃消光图的影响及其对宇宙学的影响

• 发表时间: 2007
• 作者: Kazuhiro Yahata;Atsunori Yonehara;Yasushi Suto;Edwin L.Turner;Tom Broadhurst;Douglas P.Finkbeiner;Yahata et al.;Kazuhiro Yahata
• 通讯作者: Kazuhiro Yahata

The effect of FIR emission from SDSS galaxies on the SFD Galactic extinction map

SDSS 星系的 FIR 发射对 SFD 银河消光图的影响

• 发表时间: 2007
• 期刊: Publication of the Astronomical Society of Japan 59,1
• 作者: Kazuhiro Yahata;Atsunori Yonehara;Yasushi Suto;Edwin L.Turner;Tom Broadhurst;Douglas P.Finkbeiner
• 通讯作者: Douglas P.Finkbeiner

Characteristic Scales of the Baryon Acoustic Oscillations from Perturbation Theory:Non-linearity and Redshift-Space Distortion Effects

微扰理论中重子声振荡的特征尺度：非线性和红移空间畸变效应

• 发表时间: 2007
• 期刊: Publications of the Astronomical Society of Japan 59
• 作者: T.Nishimichi;H.Ohmuro;M.Nakamichi;A.Taruya;K.Yahata;A.Shirata;S.Saito;H.Nomuxa;K.Yamamoto and Y.Suto
• 通讯作者: K.Yamamoto and Y.Suto