ルーマニア語におけるクリティック・ダブリング構文の統語的研究
罗马尼亚语附着词双重结构的句法研究
基本信息
- 批准号:15720080
- 负责人:
- 金额:$ 1.28万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
- 财政年份:2003
- 资助国家:日本
- 起止时间:2003 至 2005
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
本研究は、ルーマニア語において特徴的な統語現象である目的語クリティックの重複、いわゆるクリティック・ダブリング現象を包括的に記述し、この現象に対して明瞭で妥当性の高い分析を提示することを目指す。昨年度までは、直接目的語の前置詞"pe"による標示とクリティック・ダブリング現象の関係の分析、及び直接目的語を前置する構文と当該構文との関係の分析を行い、一定の成果を得た。本年度は、昨年度までの研究成果を総括しつつ、未解決である問題の分析を進め、本研究がルーマニア語研究並びに統語論研究においてどのような位置を占め得るかという点に関して明確化に努めた。具体的には、新たな言語事実として間接目的語名詞句のクリティック・ダブリング現象に着目し、直接目的語との分析の相違を確認した上で、その相違がどのような統語的特徴の差によって引き起こされるかを分析した。更に、この分析をもとに、ルーマニア語におけるクリティック・ダブリングがどのような統語的環境において認可されるかという本研究の最終的な問題設定に対して明確な解決案を提示するに至った。この成果は、4月に刊行予定である研究論文として公表される。以下にその概要を示す。ルーマニア語においては、特定の統語的環境においてクリティック・ダブリングが観察されるが、その環境は該当する名詞句が特定の前置詞もしくはそれに相当する要素を伴うものであるか、文頭に位置するかのいずれかである。つまり、動詞に後続する名詞句が前置詞を伴わない場合には当該現象は観察されない。これは、ルーマニア語においては名詞句と同一指示のクリティックが前置詞句の付加位置に生成され、それが形態的特性を満たすために動詞の位置に移動することによって当該現象が認可されるからである。本年度の研究において扱ったのは、直接目的語のクリティック・ダブリングよりも間接目的語のクリティック・ダブリングの方がより多くの統語的環境において観察されるという事実である。この事実を説明するには、両者に対して異なった統語構造を与えるという分析と、両者の統語構造は同一のものと仮定した上で他の統語的要因によってその違いを説明するという分析の二つが可能である。本研究では、理論的整合性及び経験的根拠を示しながら、後者の立場からの分析を提示した。両者のクリティック・ダブリングに関するふるまいが異なるのは、直接目的語は名詞句というカテゴリーに属するのに対し、間接目的語は前置詞句としてのステイタスをもつという統語的特性の違いに起因すると主張した。名詞句と前置詞句という統語的カテゴリーの違いは、単に形式的クラスが異なるという側面のみならず、指示性という意味論に関係する特性の違いを含意する。すなわち、名詞句はそれ自体現実世界に存在する実体を直接指示する能力をもっているのに対し、前置詞句はそれ自体が実体を指示するのではなく、実体を指示する名詞句をもとにしてより複合的な要素として機能するものである。この両者の違いは、クリティックと量化詞との関係付けにおいて決定的な役割を果たす。指示性の低い間接目的語は量化詞との関係付けが可能であるのに対し、指示性の高い直接目的語は量化詞との関係付けが不可能となるのである。このように考えると、クリティック・ダブリングという現象は単なる構造的な関係付けにとどまらず、意味的な要因も関与した複合的な現象であると言える。
本研究的目的是全面描述罗马尼亚语中特有的句法现象——宾语附着词的重复,即所谓的附着词加倍现象,并对该现象进行清晰且高度有效的分析。直到去年,我们通过分析介词“pe”的直接宾语标记与临界重合现象的关系,以及直接宾语前缀的构式与该构式的关系,取得了一定的成果。 。今年,我们总结了去年的研究成果,分析了未解决的问题,并努力明确本研究在罗马尼亚语语言研究和句法研究中可以占据什么样的地位。具体而言,我们将重点关注间接宾语名词短语作为一种新的语言事实的批判性重合现象,确认其与直接宾语名词短语的分析差异,然后分析这种差异是由于何种句法特征造成的。是由此外,基于这一分析,我们对本研究的最后一个问题提出了一个明确的解决方案,即罗马尼亚语中允许附着词重复的句法环境。研究结果将发表在预计四月份发表的研究论文中。概要如下所示。在罗马尼亚语中,依附词重复出现在特定的句法环境中,具体取决于名词短语是否伴有特定的介词或其等效词,或者是否放置在句子的开头。换句话说,当动词后面的名词短语不包含介词时,不会观察到这种现象。这是因为在罗马尼亚语中,在介词短语的附加位置产生与名词短语共指的附着词,并且通过将其移动到动词位置来满足形态特征来认可这种现象。今年的研究涉及这样一个事实:与直接宾语的附加宾语相比,在更多的句法环境中观察到间接宾语的附加附加宾语。有两种方法可以解释这一事实:一种是赋予两者不同的句法结构,另一种是假设两者的句法结构相同,并可以使用其他句法因素来解释差异。在本研究中,我们从后一种观点进行了分析,证明了理论一致性和经验证据。他认为,两者在关键重合方面的行为差异是由于句法特征的差异造成的:直接宾语属于名词短语的范畴,而间接宾语则具有介词短语的地位。名词短语和介词短语句法类别的差异不仅意味着形式类别的差异,而且意味着语义相关的指称特征的差异。换句话说,虽然名词短语本身能够直接指代现实世界中存在的实体,但介词短语本身并不指代实体,而是能够基于名词来指代实体。它作为一个复杂元素发挥作用。两者之间的这种区别对于批评者与量词者的关系起着决定性的作用。具有低引用性的间接对象可以与量词关联,而具有高引用性的直接对象则不能与量词关联。这样考虑的话,临界重合现象就不仅仅局限于单纯的结构关系,而可以说是一个还涉及语义因素的复杂现象。
项目成果
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