貝類における還元環境への進出と適応に関する進化学的研究

贝类迁徙和适应还原环境的进化研究

• 批准号: 03J10630
• 负责人: 狩野 泰則
• 金额: $ 0.7万
• 依托单位: University of Miyazaki
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J10630/
• 关键词: 腹足類; ユキスズメ科; 分類学; 系統樹; 初期発生; 細菌; 化学合成群集; 干潟

1.沖縄県石垣島、同西表島、北海道知床半島、小樽市忍路の各地において潮間帯還元環境の生物相調査を行い、多数のユキスズメ科貝類を採集した。これらのサンプルには、これまでに確認されていない未記載種が少なくとも2種含まれていた。また、海洋科学技術センター調査船なつしまNT03-06航海に乗船し、小笠原諸島海域の明神海丘および海形海山において深海熱水噴出域固有生物群の調査を行ったが、ここでも多数のユキスズメ科貝類を観察、採集することができた。2.これまでに生体が得られているユキスズメ科貝類の24種47個体について、アルコール保存した組織からtotal DMAを抽出、PCR法を用いミトコンドリアDMA (COI,16S,12S)の約2500塩基対配列を決定した。最節約法ならびにベイズ法により系統樹を構築した結果、検討した24種は深海の種群と浅海の種群の2群に大別されることがわかった。このうち、浅海の種群は属レベルの4単系統群を形成したが、既存の属レベルの分類体系とは全く異なる結果となった。また、同種内個体群間の遺伝的差異はいずれもごく小さいことが判明した。3.干潟潮間帯に生息するミヤコドリの成熟雌個体を室内水槽にて観察し、産卵行動ならびに同種の初期発生について検討した。その結果、同種が1日平均約8個の卵カプセル(各々のカプセルには平均25個の卵が含まれる)を産み付ける多産小卵型であることがわかった。孵化には約4週間を要し、孵化幼生はプランクトン栄養型であった。飼育下では2ヶ月で着底サイズにまで成長したが、腹足の発達などの変態や着底行動は見られず、その後死亡した。本科貝類が長期浮遊幼生期をもつことを初めて飼育により示したが、これは上述の地域個体群間の遺伝的均一性をよく説明する。

1. 对石垣岛、冲绳县西表岛、北海道知床半岛、小樽市大城等地的潮间带环境进行了生物群调查，采集了大量雪鳖科软体动物。这些样本包含至少两种先前未识别和未描述的物种。此外，我们还登上海洋科技中心科考船“夏岛NT03-06号”，对小笠原海域明神丘和贝方海山深海热液喷口区特有植物群进行了调查。我们能够观察和收集贝类。 2.从目前已获得活体的雪蝽科24种软体动物47个个体的酒精保存组织中提取总DMA，并获得线粒体DMA的约2500个碱基对序列（COI、16S、 12S)通过PCR法测定。采用最简约法和贝叶斯法构建系统发育树后发现，所研究的24个物种大致可分为深海物种和浅海物种两类。其中，浅海物种群在属水平上形成了四个单系类群，但结果与现有的属水平分类系统完全不同。研究还发现，同一物种内的种群之间的遗传差异都非常小。 3.在室内水族箱中观察生活在滩涂潮间带的成年雌性蛎鹬，并调查该物种的产卵行为和早期发育。结果显示，同一物种是多产矮化者，平均每天产下约8粒卵囊（每粒卵囊平均含25粒卵）。孵化约4周，孵化出的幼虫为浮游滋养体。在人工饲养下，它在两个月内长到了沉入水底所需的大小，但没有观察到腹腿发育或触底行为等变态，随后死亡。我们首次在圈养条件下证明该软体动物家族具有较长的漂浮幼虫阶段，这解释了上述当地种群之间的遗传同质性。

项目成果

Kano, Y., T.Kase: "Systematics of the Neritilia rubida complex (Gastropoda : Neritiliidae) : three amphidromous species with overlapping distributions in the Indo-Pacific"Journal of Molluscan Studies. 69・3. 273-284 (2003)

Kano, Y., T.Kase：“Neritilia rubida 复合体（腹足纲：Neritiliidae）的系统学：印度-太平洋地区重叠分布的三种双栖物种”软体动物研究杂志 69・3（2003）。