戦後日本の政治変動と社会運動:数理・計量的アプローチによる探求

战后日本的政治变迁和社会运动：利用数学和计量经济学方法进行探索

• 批准号: 03J02138
• 负责人: 山本 英弘
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: Sophia University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J02138/
• 关键词: 社会運動; 政治的機会構造; 社会運動の行為形態; 社会運動のイベント分析; 社会運動の制度化; イラク戦争反対運動; 運動参加; 数理モデル; 政治参加; 反戦デモ; イベント分析; ゲーム理論; 社会運動; 政治的機会構造; 社会運動の行為形態; 社会運動のイベント分析; 社会運動の制度化; イラク戦争反対運動; 運動参加; 数理モデル; 政治参加; 反戦デモ; イベント分析; ゲーム理論

今年度は最終年度であり、これまでの研究をさらに深化させつつも総合することを目指してきた。第1に、社会運動の発生や行為形態に関する数理解析については、政治的機会構造の下での、運動体と政治体との相互作用のゲーム理論的モデルをさらに改良した。その結果、社会運動の制度化という社会運動研究で近年注目されている現象のメカニズムを解明することに、このモデルが寄与できることが明らかとなった。また、モデルの改良により実証研究との接合もスムーズになった。第2に、社会運動のイベント・データの作成を行った。前述の数理解析の成果をふまえて、戦後日本における社会運動の制度化を検証できるかたちへとデータを拡充した。データ分析からは、日本においても1980年代以降、社会運動がラディカルな形態から穏健・制度的な形態へと移行していることが明らかとなった。そして、このような社会運動の制度化は、数理解析から示唆されるように、政治的機会構造(政治体と支持基盤との関係)の変化が影響している。イベント分析についてはさらに、イッシューリレーション・アプローチという新たな分析手法を開発した。これは別の側面から社会運動の制度化という現象を捉える試みである。以上の数理解析とそれに基づくイベント分析については、日本社会学会などで成果を報告した。第3に、イラク戦争反対デモ参加者の質問紙調査データの分析を行った。若くて経験の浅い個人単位の参加者というこの運動を特徴づける人々と、これまでも運動に参加してきた人々を比較分析することで、現代における社会運動の特徴を検討した。これについては、『社会学年報』誌と『社会学研究』誌で成果を公表した。今後は本研究課題で追究した戦後日本の社会運動のダイナミクスに関する知見を活かしつつ、この調査結果で得られた現代の社会運動像をより深く考察することを目指していく。以上のように、本研究課題については一応の成果をあげることができたものと思われる。

今年是最后一年，我们旨在进一步加深我们的研究并进一步整合它。首先，为了对社会运动发生和行为形式进行数学分析，我们进一步完善了在政治机会结构下，运动机构与政治机构之间相互作用的游戏理论模型。结果，已经揭示了该模型可以促进近年来在社会运动研究中引起关注的现象机制，即使社会运动制度化。此外，该模型的改进使与实证研究联系起来变得更加容易。其次，创建了社会运动的事件数据。考虑到上述数学分析的结果，数据已扩展，以验证战后日本社会运动的制度化。数据分析还表明，自1980年代以来，社会运动也已从日本的激进形式转变为中等和机构形式。此外，正如数学分析所暗示的那样，政治机会结构（政治机构与支持基础之间的关系）对社会运动的制度化有影响。此外，我们开发了一种称为EISH关系方法的新分析方法。这是一种试图从另一方面捕获社会运动制度化现象的尝试。日本社会学学会等人报告了数学分析和基于上述事件分析的结果。第三，我们分析了抗议者反对伊拉克战争的调查表调查数据。我们通过比较特征这一运动，年轻和经验不足的个人参与者以及参与该运动的人来研究现代社会运动的特征。结果已发表在《社会学年度报告》和《社会学研究》杂志上。将来，我们将旨在利用我们在本研究主题中追求的战后日本社会运动动态的知识，并进一步探索从这项调查结果中获得的当代社会运动形象。如上所述，似乎我们已经为该研究主题取得了表面上的结果。