自発運動が運動器疾患予防に与える効果に関する基礎的検討

自发运动预防运动疾病作用的基础研究

基本信息

批准号：
14780023
负责人：
中里浩一
金额：
$ 2.05万
依托单位：
Nippon Sport Science University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2002
资助国家：
日本
起止时间：
2002 至 2003
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は整形外科的疾患の予防あるいは治療における運動療法の意義の理解を最終的な目的として,本平成14年度は成熟齢ラットを対象に回転ケージによる5週間の自発運動を行なわせた結果,有意ではないものの運動群におけるI型コラーゲンα2鎖(Col1a2)mRNA発現の高値が確認された.本年度はより長期間(10週間)の運動によるmRNA発現変化を解析した.同時にin situ hybridization(ISH)にてI型コラーゲン遺伝子発現の局在を検討した.対象は昨年度と同様15週齢のウィスター系ラット(走行群6匹,対照群6匹)とし,回転ケージによる自発運動を10週間行なった.その後ひらめ筋におけるCol1a2mRNAのノザンブロットを行った.発現量の内部標準として18SrRNAを用いた.10週間の実験期間中1週あたりの走行平均距離は13.4±10.8kmであった.体重は走行群の方が対照群と比較して体重が平均は高値を示したが有意差は観察されなかった.筋重量は走行群の方が高値であったが,有意差は観察されなかった.走行群および対照群のヒラメ筋より抽出した総RNAのCol1a2mRNAのノザンブロッティングの結果,走行群,対照群の相対値はそれぞれ0.26±0.07,0.32±0.07であった.この相対値は走行群では昨年度(0.26±0.11)とほぼ同値で,対象群では昨年度(0.21±0.09)より高値であった.ISHによる発現分布解析から,2群ともに結合組織とりわけ筋紡錘周辺が濃染されるとの結果を得た.昨年度からの結果をあわせると,骨格筋におけるI型コラーゲンmRNA発現は対象群では増加し,走行群ではやや高いレベルで維持されると結論できる.この結果は加齢に伴う骨格筋内結合組織の緩やかな変化に対して,慢性的な運動が介入できる可能性を示唆している.

本研究的最终目的是了解运动疗法在预防或治疗骨科疾病中的意义。 2002年，对成年大鼠进行了5周的旋转笼自发运动，虽然效果不显着，但水平很高。在运动组中证实了I型胶原α2链（Col1a2）mRNA表达的变化。今年，我们分析了较长时间（10周）运动导致的mRNA表达变化。同时，原位采用杂交（ISH）方法检查 I 型胶原基因表达的定位。受试者为 15 周龄 Wistar 大鼠（跑步组 6 只，对照组 6 只），与去年一样，进行在旋转笼中进行运动10天后，进行比目鱼肌中Col1a2 mRNA的Northern印迹作为表达水平的内标1。使用8SrRNA。10周实验期间每周平均行走距离为13.4±10.8km。跑步组的平均体重高于对照组，但肌肉没有观察到差异。跑步组体重较高，但从比目鱼肌中提取的总RNA与对照组没有显着差异。 Col1a2 mRNA的northern blotting结果显示，跑步组和对照组的相对值分别为0.26±0.07和0.32±0.07。这些相对值与去年几乎相同（0.26±0.11） ISH 表达分布分析显示，跑步组和对照组均高于去年（0.21±0.09）。我们发现组织，尤其是肌梭周围的组织，被高度染色。结合去年的结果，我们发现对照组骨骼肌中I型胶原mRNA表达量增加，而在对照组中则维持在略高的水平。我们可以得出结论，这一结果表明，长期运动可能能够干预与衰老相关的骨骼肌内结缔组织的逐渐变化。