湖沼・レス堆積物を用いた東アジアにおける最終氷期以降のモンスーン変動の高精度復元

利用湖泊和黄土沉积物高精度重建东亚最后一个冰河时代以来的季风波动

基本信息

批准号：
01J02315
负责人：
山田和芳
金额：
$ 1.28万
依托单位：
Tokyo Metropolitan University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2002
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、高時間分解能で過去のモンスーン変動を記録している中国大陸や日本列島における複数地点のレス古土壌および湖沼(湿地性)堆積物を用いて、最終氷期以降のアジアモンスーン変動を時空間的に高精度に復元することを目的としている。本年度は、既に東アジア各地にて採取した中国雲南省エルハイ湖、モンゴル南部グンヌール湖における堆積物試料(全長50m)のコア試料処理をおこない、堆積物試料(2.5cm間隔、総数1200)の鉱物組成・化学組成、粒度組成、炭酸塩(有機)炭素量および帯磁率の測定を、東京都立大学理学研究科所有の現有設備の各分析装置(X線回析装置(JEOL-3530)、蛍光X線分析装置(Shimadzu EDX-700)、遠心式粒度測定装置(HORIBA CAPA700)、高周波燃焼法炭素測定装置(LEGO c-200)およびコイルセンサー型初磁化率計(Bartington MS2))を用いておこなった。その堆積学的検討結果、中国雲南省エルハイ湖湖底堆積物から、最終氷期をすべてカバーする過去10万年間の古環境変動を明らかにすることができた。とくに、湖水塊中の酸化還元度を自生する鉄鉱物(viviarite, siderite)から精緻に推定できることを見い出し、湖水塊の酸化還元度に起因する湖水位変動がアジアモンスーン変動に強く影響を及ぼしていることが考えられた。このようなモンスーン変動は、グンヌール湖堆積物からも認められた。本研究成果は、地球惑星科学関連学会合同大会、日本地質学会、日本地理学会など8回の発表講演をすることができ、研究の一部として山田(2002)、山田・福澤(2002)にまとめることができた。本年度は最終年度でもあり、初年度の研究成果も含めて、最終氷期以降の東アジア全域でのモンスーン活動変遷をレス古土壌および湖沼堆積物から時空的に解明した研究結果を国際雑誌に投稿中である。

在这项研究中，我们利用来自中国大陆和日本列岛多个地点的黄土古土壤和湖泊（湿地）沉积物，以高时间分辨率记录了过去的季风波动，以研究自末次冰河时代以来亚洲季风的变化。就是在时间和空间上进行高精度的重建。今年，我们正在处理来自中国云南省洱海和蒙古南部贡努尔湖的沉积物样品（总长度50 m）的核心样品，这些样品已经在东亚各地采集。使用现有设备（X射线衍射装置（JEOL-3530）、荧光X射线分析仪（岛津制作所）进行物理成分、化学成分、粒径成分、碳酸盐（有机）碳含量、磁化率的测定。 EDX-700）、离心粒度分析仪（HORIBA CAPA700）、高频燃烧法碳分析仪（LEGO c-200）、线圈传感器式初始磁化率计（Bartington MS2）。通过这次沉积学检查，我们能够从中国云南省洱海底部沉积物中阐明过去 10 万年的古环境变化，涵盖整个最后一个冰河时代。特别是，我们发现可以根据天然存在的铁矿物（菱铁矿、菱铁矿）精确估算湖泊水体的氧化还原程度，并且已经证明，湖泊水体的氧化还原程度会引起湖泊水位的变化我认为水团对亚洲季风的变化有很大的影响。在冈努尔湖沉积物中也观察到了这种季风波动。这项研究的结果在地球和行星科学相关学会、日本地质学会和日本地理学会的联合会议上发表了八次，并被总结为山田（2002）和山田和福泽（2002）我能够做到这一点。今年也是最后一年，我们将在国际期刊上发表包括第一年研究成果在内的研究成果，利用黄土古土壤和湖泊沉积物来阐明自上个冰河时代以来东亚地区季风活动的变化。它在里面。