懐かしさ感情の生起メカニズムの解明：再認記憶の二重過程モデルに基づく検討

阐明怀旧的机制：基于再认记忆双过程模型的研究

• 批准号: 22KJ1688
• 负责人: 池田 寛香
• 金额: $ 0.83万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2023
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2023-03-08 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22KJ1688/
• 关键词: 懐かしさ; 自伝的記憶; パターン分離; 自己不連続性

2022年度は，想起する出来事の種類，パターン分離と懐かしさの強度の関連性についての研究を行った。昨年度までの研究では，一度きりの出来事・繰り返される出来事の想起時に生じる懐かしさの強度には一貫した差はみられなかった。この結果をより詳細に検討し，懐かしさの生起メカニズムを明らかにすることを目的として，想起する出来事の種類が懐かしさの強度に及ぼす影響はパターン分離の個人差によって調整されるかを検討する実験を行った。実験では，(i) 過去3時点 (2週間前，5年前，10年前)の自伝的記憶 (一度きりの出来事・繰り返される出来事)を想起する課題，(ii) パターン分離のプロセスを反映する課題であるMnemonic Similarity Task，(iii) 懐かしさの個人差を測定する質問紙調査をオンラインで実施した。パターン分離の指標として，Mnemonic Similarity Taskの回答データに基づいて算出されるLure Discrimination Indexを使用した。懐かしさの強度を従属変数とした分析を行った結果，パターン分離の主効果，パターン分離と出来事の種類の交互作用は非有意であり，どちらも懐かしさの強度を説明しなかった。その一方で，出来事の種類の主効果は有意であり，一度きりの出来事の想起時には，繰り返される出来事の想起時よりも強い懐かしさが生じていた。これらの結果に基づき，想起する出来事の種類が懐かしさの強度に及ぼす影響はパターン分離によって調整されない可能性について考察した。本研究成果に加えて，これまでに得られた成果を日本認知心理学会でポスター発表し，論文を投稿し採択された。

2022年，我们对回忆的事件类型、模式分离和怀旧强度之间的关系进行了研究。直到去年进行的研究发现，回忆一次性事件或重复事件时，怀旧的强度没有一致的差异。为了更详细地研究这一结果并阐明怀旧发生的机制，我们进行了一项实验来研究回忆事件类型对怀旧强度的影响是否是由模式分离的个体差异介导的。该实验包括 (i) 一项回忆过去三个时间点（2 周前、5 年前和 10 年前）的自传体记忆（一次性事件和重复事件）的任务，以及 (ii) 一项任务(iii)通过在线问卷调查来衡量怀旧情绪的个体差异。作为模式分离指标，我们使用了诱饵辨别指数，它是根据助记符相似性任务的响应数据计算得出的。以怀旧强度为因变量的分析表明，模式分离的主效应以及模式分离与事件类型之间的交互作用并不显着，并且都不能解释怀旧的强度。另一方面，事件类型的主效应显着，回忆一次性事件时比回忆重复事件时产生更强烈的怀旧情绪。基于这些结果，我们考虑了回忆事件类型对怀旧强度的影响可能不是由模式分离介导的。除了这项研究的结果之外，我还在日本认知心理学会上对迄今为止所获得的结果进行了海报展示，并提交了一篇被接受的论文。

项目成果

Episodic memory and personal semantics as triggers of nostalgia: its relationships between abstraction of memory content and temporal distance

情景记忆和个人语义作为怀旧的触发因素：记忆内容的抽象与时间距离之间的关系

• DOI: 10.1080/09658211.2023.2196038
• 发表时间: 2023-03-31
• 期刊: Memory
• 影响因子: 2.1
• 作者: Hiroka Ikeda;T. Kusumi
• 通讯作者: T. Kusumi

懐かしさの生起を支えるエピソード記憶と個人的意味記憶

支持怀旧产生的情景记忆和个人语义记忆

• 发表时间: 2022
• 作者: 池田 寛香・楠見 孝

The effect of episodic and semantic autobiographical memory on nostalgia

情景和语义自传体记忆对怀旧的影响

• 发表时间: 2021
• 作者: Ikeda; H.; & Kusumi; T.
• 通讯作者: T.