口腔扁平上皮癌の転移能に対する術前化学療法の影響-特に接着分子E-カドヘリンの機能について-

新辅助化疗对口腔鳞状细胞癌转移潜能的影响尤其是粘附分子E-钙粘蛋白的功能

• 批准号: 07771921
• 负责人: 佐藤 敦
• 金额: $ 0.58万
• 依托单位: Tohoku University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1995
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1995 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07771921/
• 关键词: 口腔扁平上皮癌; 接着分子; E-カドヘリン; α-カテニン; リンパ節転移; 癌化学療法

悪性腫瘍において、接着分子E-カドヘリンは腫瘍胞巣の構成や保持に重要な役割を果しており、その発現異常が転移と深く関連することが知られている。申請者の研究結果から、口腔扁平上皮癌においても細胞表面のE-カドヘリンの発現が一部でも減弱あるいは欠損している症例では、有意に所属リンパ節転移頻度が高いことが示され、E-カドヘリンの発現の検討が転移を予測する上で有用である可能性が示唆された。一方でE-カドヘリンが発現しているにもかかわらず転移を生じた症例が認められた。細胞質内にあってE-カドヘリンと結合し、その機能を調節しているものがα-カテニンであり、以上の症例ではα-カテニンの異常に起因するE-カドヘリンの機能的異常が生じている可能性が考えられる。今回申請者は、E-カドヘリンの発現が一部で減弱あるいは欠損している33症例(中等度発現症例)について、転移の有無およびα-カテニンの局在について検討し、以下の結果を得た。E-カドヘリン中等度発現33例中12例(36.4%)が転移陽性であった。細胞膜相当部におけるα-カテニンの発現は、転移陽性12例では発現(+)5例、発現(-)7例であったのに対して、転移陰性21例では発現(+)18例、発現(-)3例であり、転移陽性例では有意にα-カテニンが欠失する傾向であった(p=0.0241)。したがって、E-カドヘリンの発現の検討のみでは転移の予測が困難である症例において、さらにα-カテニンの局在について検討することにより、さらに信頼度の高い転移の予測が可能になるものと思われ、これは口腔扁平上皮癌の一次治療法を選択する上できわめて有用な情報となり、治療成績の向上に貢献することが予想される。現在、術前化学療法によってE-カドヘリンの発現が変化した症例において、同時にα-カテニンの発現も変化し、腫瘍細胞同士の接着能が変化しているのどうかについて追加検討中である。

在恶性肿瘤中，粘附分子E-钙粘蛋白在肿瘤巢的组织和维持中发挥重要作用，其异常表达与转移密切相关。申请人的研究结果表明，即使在细胞表面E-钙粘蛋白的表达部分减弱或缺失的口腔鳞状细胞癌的情况下，区域淋巴结转移的频率也明显较高。钙粘蛋白表达可能有助于预测转移。另一方面，存在尽管E-钙粘蛋白表达但仍发生转移的情况。 α-Catenin是细胞质中与E-cadherin结合并调节其功能的物质，在上述情况下，E-cadherin的功能异常可能是由于α-catenin的异常而引起的。这次，申请人对E-钙粘蛋白表达部分减弱或缺失的33个病例(中度表达病例)调查了转移的有无和α-连环蛋白的定位，并获得了以下结果。 33 例 E-钙粘蛋白中度表达的患者中有 12 例（36.4%）转移呈阳性。在12名转移阳性患者中，细胞膜等效区域中α-连环蛋白的表达分别为5（+）和7（-），而在21名转移阴性患者中，α-catenin的表达分别为18（+）和7（-）。有(-)3例，在转移阳性病例中存在α-连环蛋白显着缺失的趋势(p=0.0241)。因此，在仅通过检查E-钙粘蛋白表达难以预测转移的情况下，进一步检查α-连环蛋白的定位可能能够更可靠地预测转移，这对于选择口腔的主要治疗方法是非常有用的信息。鳞状细胞癌，预计将有助于改善治疗结果。我们目前正在进行进一步的研究，以确定在术前化疗导致E-钙粘蛋白表达发生变化的情况下，α-连环蛋白的表达是否也会同时发生变化，以及这是否会改变肿瘤细胞之间的粘附能力。