伝統的木造建築の構造安全性に関する総合的研究

传统木结构建筑结构安全综合研究

基本信息

批准号：
02302071
负责人：
坂本功
金额：
$ 8.32万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
财政年份：
1990
资助国家：
日本
起止时间：
1990 至 1991
项目状态：
已结题

项目摘要

昨年度の研究で行った伝統的木造建築に関する構造体としての実態把握、被害例調査をふまえつつ、今年度は実験に基づく定量的な検討を目的として、以下の作業を行い結果を得た。1.主要な耐震、耐風要素でありながら既往研究の不十分な柱の転倒復元力について、昨年の実験を補足する形で丸柱の場合について、模型実験による復元力特性と振動特性の解明を行った。また、数値解析結果と照合することにより、振動解析の妥当性がある程度まで確認された。また、丸柱の場合には木材の変形による理論値からの低減が、角柱に比べて大きいことがわかった。2.柱の転倒による復元力に関して寸法効果を確認し、大斗との複合効果を検討するための実大実験を行った。その結果、柱転倒復元力は、実大の場合でも模型実験とほぼ同様に、理論値に対して鉛直荷重に応じた低減を加えることで計算可能であることが明らかとなった。また、理論値からの低減の割合は大斗の変形のためにやや増大することがわかった。3.次いで、柱に壁を組み入れた場合の実大実験により、柱転倒と壁の復元力の複合効果について検討を加えた。その結果、土塗壁のように壁の回転による応力が分散して柱に伝えられる構造においては、比較的容易に複合効果を算出できることがわかった。4.以上の実験、計算に基づき、種々の構造要素が組み合わされた構造物の挙動について、解析手法を提案した。

在去年的研究基础上，了解传统木结构建筑的实际状况和调查损坏情况，今年我们进行了以下任务并取得了成果，旨在通过实验进行定量研究。 1、针对柱的倾覆恢复力这一抗震、抗风的主要要素，以往研究还不够充分，我们进行了模型实验，阐明了圆柱的恢复力特性和振动特性，作为对去年的实验。另外，通过与数值分析结果的比较，在一定程度上证实了振动分析的有效性。此外，还发现，圆柱的情况下，由于木材变形而导致的理论值的减少量大于方柱的情况。 2. 我们进行了全面的实验，以确认尺寸对柱因倾覆而产生的恢复力的影响，并检验与Daito的综合效果。结果表明，通过在理论值上加上垂直荷载的折减量，可以计算出全尺寸情况下的柱倾覆恢复力，几乎与模型实验中的方法相同。此外，还发现由于大东的变形，理论值的减少率略有增加。 3.接下来，我们通过使用内置于柱中的墙的全面实验研究了柱倾倒和墙恢复力的综合效应。结果发现，在粘土涂层墙等结构中计算综合效应相对容易，其中由墙体旋转引起的应力被分散并传递到柱子上。 4. 基于上述实验和计算，我们提出了一种由各种结构单元组成的结构的行为分析方法。