南都七大寺における大気汚染が文化財に与える影響の研究

空气污染对南砺七大寺文化财产的影响研究

• 批准号: 01300018
• 负责人: 西山 要一
• 金额: $ 1.28万
• 依托单位: Nara University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
• 财政年份: 1989
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1989 至 1990
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-01300018/
• 关键词: 文化財; 南都七大寺; 大気汚染; 二酸化イオウ; 二酸化チッソ; 塩素; 金属試験体; 顔料試験体; SO_2; NO_2; Cl

本年度は、昨年度に引き続き奈良盆地北部8ヵ所(奈良大学・平城宮跡・薬師寺・興福寺・東大寺・春日大社・十輪院・正倉院)および大阪平野東端1ヵ所(石切神社)において、トリエタノ-ル円筒ろ紙法による二酸化イオウ(SO^2)・二酸化チッソ(NO^2)・塩素(Cl^ー)の濃度測定と金属試験体の錆化・色彩変化の分析を行うとともに、新らたに、顔料の色彩変化の分析を行うために顔料試験体を設置し、あわせ観測・分析した。大気汚染物質の濃度分布では、SO^2・NO^2ともに盆地北部中央部を最高濃として東西南北に低濃度へと変化する。SO^2・NO^2の濃度分布は、道路・工場などの汚染発生源の分布とよく符号する。またCl^ーは盆地北部北西部に高濃度を示し、東西南北に低濃度へと変化する。しかし、Cl^ーの発生源は明確ではない。各観測点に吊下した金属試験体(銀・銅・鉄・鉛・錫)には錆化と色彩変化が見られ、大気汚染物質の高濃度観測定ほど色彩変化が大きく、かつ錆中から検出されるSO^2・NO^2・Cl^ーの量も多い。顔料試験体の色彩変化も高濃度観測点ほど大きい。このデ-タは、大気汚染物質と文化財の代替としての試験体の変化(色彩変化・錆化)の間に相関関係のあることを示し、文化財そのものの劣化にもこの関係の存在することをも実証するものである。今後、観測をさらに継続し、デ-タを蓄積・分析することにより、大気汚染が文化財に与える影響の予測と防止法を確立したい。

继去年之后，本年度，我们将在奈良盆地北部的8个地点（奈良大学、平城宫遗址、药师寺、兴福寺、东大寺、春日大社、十林院、正仓院）使用三乙醇。寺）和大阪平原东缘的一处（石切神社）采用顶针法。除了测量波纹金属（SO^2）、二氧化氮（NO^2）和氯（Cl^-）的浓度，并分析金属试件的生锈和颜色变化外，我们还新研究了颜色变化为了进行分析，设置了颜料测试样品，并进行了观察和分析。从空气污染物浓度分布来看，SO^2和NO^2在流域中北部达到最高浓度，然后在北、南、东、西逐渐降低。 SO^2、NO^2浓度分布与道路、工厂等污染源分布密切相关。此外，Cl^在流域西北部呈现高浓度，而在北、南、东、西地区则转为低浓度。然而，Cl^-的来源尚不清楚。各观测点悬浮的金属试件（银、铜、铁、铅、锡）均出现生锈和颜色变化，检测到的SO^2、NO^2、Cl^-量也较大。颜料测试样品的颜色变化在浓度较高的观察点也较大。该数据表明，空气污染物与用作文物替代品的标本的变化（颜色变化、生锈）之间存在相关性，并且这种关系也存在于文物本身的恶化中，这也证明了这一点。未来，我们希望通过持续观察、积累和分析数据，预测空气污染对文化财产的影响，并制定预防方法。