ウィグナー結晶のトンネル現象

维格纳晶体中的隧道现象

基本信息

批准号：
10120205
负责人：
河野公俊
金额：
$ 0.7万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份：
1998
资助国家：
日本
起止时间：
1998 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10120205/
关键词：
液体ヘリウム3 超流動 A相 B相 2次元電子系ウィグナー結晶量子液体

项目摘要

超流動ヘリウム3表面上のウィグナー結晶の伝導度測定に関して、研究の進展があった。ウィグナー結晶が形成されるとヘリウム液面に周期的な凸凹が現われ、その運動が誘起する液体内部の流れの影響を受けて、ウィグナー結晶の伝導度が決まることが分かっている。したがって超流動状態に転移すると液体内部に励起される準粒子数の急激な減少に対応する伝導度の上昇が観測される。この準粒子数は超流動エネルギーギャップの構造によって大きく変化することが予想される。特に、ギャップが異方的な場合には、異方性軸がどちらの方向を向いているかによって、伝導度に定量的な差が現われることが期待される。超流動ヘリウム3にはA相と呼ばれる異方的なエネルギーギャップをもつ状態が知られている。A相ではギャップがゼロとなる点(ノード)がフェルミ面の極の位置に現われることが知られている。ノード近傍の運動量を持つ準粒子が多く励起されることが期待される。今年度、超流動ヘリウム3に磁場を加えることで、超流動ヘリウム3A相を実現し、その上でのウィグナー結晶の伝導度の測定に成功した。その解析結果から、ノードの向きが液面に垂直であることがあきらかになった。

超流氦3表面维格纳晶体电导率测量研究取得进展。众所周知，当形成维格纳晶体时，氦液体表面会出现周期性的不规则性，并且维格纳晶体的电导率是由这种运动引起的液体内部流动的影响决定的。因此，当液体转变为超流态时，观察到电导率增加，这对应于液体内部激发的准粒子数量的快速减少。准粒子的数量预计会根据超流体能隙的结构而有很大变化。特别地，当间隙是各向异性时，预计根据各向异性轴指向的方向，电导率将出现定量差异。已知超流氦 3 具有各向异性能隙的状态，称为 A 相。已知在A相中，能隙变为零的点（节点）出现在费米面的极点处。预计节点附近有动量的许多准粒子将被激发。今年，通过对超流氦-3施加磁场，我们实现了超流氦-3A相，并成功测量了维格纳晶体的电导率。分析结果表明节点的方向垂直于液体表面。