自動イオン化で放出される電子のエネルギー分布と角度分布の測定

测量自动电离过程中发射的电子的能量分布和角度分布

基本信息

批准号：
09874117
负责人：
小川禎一郎
金额：
--
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
1997
资助国家：
日本
起止时间：
1997 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では分子の自動イオン化過程に着目し、特定の超励起状態から放出された電子のエネルギー分布や角度分布を測定できる装置を開発することによって自動イオン化過程を詳細に研究することを目的としている。具体的には分子を電子衝撃によって励起し、特定のエネルギーを持つ非弾性散乱電子と自動イオン化放出電子の相関を観測する。放出電子のエネルギー分布を効率よく測定するために、飛行時間型エネルギー分析器を新たに開発して既存電子エネルギーロススペクトル装置に組み込み、散乱電子と放出電子の相関を観測する予定であった。しかしながら、研究費の交付額は申請額の6割と大幅に削減され、さらに、交付決定が10月に通知されたために研究は大幅に遅れている。本研究費により長さ20cmの飛行時間型エネルギー分析器を作成した。この分析器が正常に働くことを確認するために、入射電子ビームをパルス化して飛行時間スペクトルの測定を進めている。弾性散乱電子の時間的広がりは30ナノ秒であり、パルス化した入射電子のエネルギー分解能として150meVを得た。この程度の時間・エネルギー幅ならば非弾性散乱電子の飛行時間スペクトルを測定することは可能である。しかしながら、このような状況を実現するのに手間取り、飛行時間型エネルギー分析器を使用した電子エネルギーロススペクトルの測定には至っていない。現在精力的に装置の調整を進めている。散乱電子と放出電子の相関を測定する際には入射電子をパルス化する必要はないので、飛行時間型エネルギー分析器の動作確認さえできれば本研究を成功させることは難しくない。本年度内に装置を完成させることはできなかったが、近い将来必ず成功すると確信している。

这项研究的重点是分子的自由化过程，并旨在通过开发一种可以衡量从特定的超级激光状态发出的电子的能量和角度分布的设备来详细研究自动化过程。具体而言，分子受到电子影响激发，并且观察到非弹性散射电子与特定能量和自动离子发射电子之间的相关性。为了有效地测量发射电子的能量分布，计划开发新的飞行时间分析仪并将其纳入现有的电子能量损失频谱设备中，以观察散射和发射电子之间的相关性。但是，研究资金的数量显着减少到申请金额的60％，并且随着10月份的决定已通知，该研究被大大延迟。在这项研究的资助下，创建了20厘米长的飞行时间分析仪。为了确认该分析仪正常工作，将入射电子束进行脉冲以测量飞行时间频谱。弹性散射电子的时间扩散为30纳秒，脉冲入射电子的能量分辨率为150 meV。随着时间和能量宽度的水平，可以测量非弹性散射电子的飞行时间频谱。但是，实现这种情况是耗时的，并且尚未实现飞行时间能量分析仪对电子能量损失谱的测量。目前，我们正在积极调整设备。在测量散射电子和发射电子之间的相关性时，无需脉动入射电子，因此，只要可以确认飞行时间的能量分析仪的运行，就不难使这项研究成功。我们无法在今年内完成设备，但是我们相信这将在不久的将来取得成功。