包接化合物結晶の安定化エネルギーと固相反応過程の熱測定

笼形晶体的稳定能和固态反应过程的热测量

基本信息

批准号：
07231231
负责人：
高木定夫
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Kinki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
1995
资助国家：
日本
起止时间：
1995 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

1.コール酸包接化合物結晶の溶解エンタルピー:コール酸をホスト分子とし,メタノールおよびアセトフェノンをそれぞれゲスト分子とする包接化合物結晶を合成し,精密熱量測定を実施し,包接化合物の生成エンタルピー,包接化合物結晶からゲスト分子を引き抜いた後のホスト格子状のコール酸結晶のエネルギー状態などを決定した。2.固相反応の反応機構:アセトフェノン,エタノール,メタノールをそれぞれゲスト分子とするコール酸包接化合物結晶を合成し,TG-DTA-MSおよびDSCを用いてゲスト分子が包接化合物結晶より脱離(分解)する際のメカニズムを明らかにした.昇温により生じる最初(第一段階)の分解は拡散律速であることが明らかになた.さらに上記のゲスト分子の脱離反応における活性化エネルギーを決定し,メタノール94.1kJmol^<-1>,エタノール137.5kJmol^<-1>,アセトフェノン99.1kJmol^<-1>などの値を得た.3.粉体の接触による反応によって生じる熱量の検出:戸田芙三夫教授らによって見出された粉体を接触することによって進行する固相反応の試料について,前年度に続き測定法を改良して実施し,この反応では約3μWの微少熱が長期に亘って発生し続ける発熱反応であることを測定するのに成功した.4.その他:キラルな粉体を混合することにより,ラセミ体が生成する固相反応の反応熱を正確に測定する研究を続行している.この反応では,測定によるバラツキが異常に大きいことを見出し,検討中である.

1. Enthalpy of dissolution of cholate clathrate crystals: Inclusion compound crystals with cholic acid as the host molecule and methanol and acetophenone as guest molecules were synthesized, and precision calorimetry was carried out to determine the enthalpy of formation of the clathrate compound and the energy state of the host lattice-like cholate crystals after extracting guest molecules from the clathrate crystals. 2。固相反应的反应机理：我们将chalical clathrate晶体与乙醇，乙醇和甲醇作为客座分子合成，并使用TG-DTA-MS和DSC合成时，当客人分子从clathrate Crystals中求解时，以阐明机制。据表明，由温度升高引起的初始分解（第一阶段）是扩散控制的。此外，确定上述客体分子中的活化能，甲醇94.1 kJmol^<-1>，乙醇137.5 kJmol^<-1>，乙二酮99.1 kjmol^<-1>和其他值获得了3。在上一年接触粉末引起的反应引起的反应产生的钙值的检测：在上一年对固相反应样品的样本之后，测量方法得到了改善在这种反应中，通过混合手性粉末产生的固相反应。我们发现，由于测量结果的变化异常大，目前正在研究中。