社会解体と犯罪現象-ソ連邦を対象として

社会解体和犯罪现象——针对苏联

• 批准号: 04620028
• 负责人: 上田 寛
• 金额: $ 0.45万
• 依托单位: Ritsumeikan University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1992
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1992 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-04620028/
• 关键词: 犯罪現象; ソビエト刑法; 社会解体

1991年末に確定したソ連邦の解体以降、かつての社会主義ロシアはじめ諸国では、社会の諸分野での機能障害が顕著となり、その意味では、有機体としての社会の解体状況が進行しつつある。同時に、未曽有の犯罪増加が記録されている。具体的な法擁護機因の弱体化のみならず、社会的な諸権威の消失と文化目標の混乱が、ここでは大きな意味を持つと考えられている。まさに混乱であり、旧いイデオロギーは去ったにもかかわらず、新しいものが登場しない状態が生じている。このような状況の下では、二、三の新刑法典編纂の試みも、成功はおぼつかない。より安定した社会環境の達成まで、そのような試みは成功しないと思われる。そのような状況の下で、現在進行中の犯罪現象の変動、刑事政策の体系再編、理論研究の進展について、現地の情報を正確に集収することがきわめて困難となっている。おそらくは、現地における観察以外の方法では、-ここ当分の間は-この課題への接近は困難と考えざるをえない。そこで、今年度は、そのような作業の前提の一環として、この間のソビエト刑法学の消滅過程に焦点をあて、いわば、ソ連社会の解体と重ねあわせる形で、ソビエト刑法の変質・解消過程を検討することとした。社会統合にむけての新たな価値の設定を急ぐ新政権が推進する刑法典の編纂作業にしたところで、また現実の犯罪防遏の活動にしたところで、すべては旧体制の刑法とどの部分で絶縁し、どの部分でそれを継承するかという点の検証抜き抜きにはありえない。その意味でこれは必要な前提作業である。また、日本の研究者にとっても、固有の意義を持つ課題設定であると言える。

自1991年底苏联解体后，前社会主义俄罗斯等国家社会各领域的功能失调已经十分明显，从这个意义上说，社会作为一个有机体正在解体。与此同时，犯罪率空前增加。认为，这里不仅有具体法律防御机制的弱化，而且社会权威的消失和文化目标的混乱具有重要意义。确实是一种混乱的状态，旧的思想虽然已经过去了，但新的思想还没有出现。在这种情况下，即使尝试编写新的刑法典也不太可能成功。在实现更加稳定的社会环境之前，此类尝试不太可能成功。在这种情况下，要准确地收集当地有关犯罪现象的变化、刑事政策的系统重构、理论研究的进展等信息就变得极其困难。我们不禁认为，除了现场观察之外，暂时很难通过任何方式来解决这个问题。因此，今年，作为此项工作的前提，我们将重点关注这一时期苏联刑法的消失过程，与苏联解体并行地考察苏联刑法的转变和解体过程。我决定这样做。即使我们专注于新政府推动的刑法典的编写，为社会融合设定新的价值观，即使我们专注于实际的预防犯罪活动，问题仍然是哪一部分该法典与旧政权的刑法典脱节，但如果不审查遗产的哪些部分应该继承，就不可能做到这一点。从这个意义上说，这是一项必要的准备工作。此外，可以说这个问题对于日本研究人员来说也具有独特的意义。

项目成果

上田 寛: "刑法における階級性原理をめぐって -「ソビエト刑法」とは何であったのか-" 立命館法学 1992年5・6号. 60-87 (1993)

Hiroshi Ueda：“论刑法中的阶级原则 - 什么是‘苏联刑法’？”，第 5 期和第 6 期，1992 年。 60-87 (1993)