動脈硬化改善に対する運動効果の個人差を規定する新規遺伝子の探索

寻找决定运动改善动脉硬化效果个体差异的新基因

基本信息

批准号：
18650186
负责人：
前田清司
金额：
$ 2.05万
依托单位：
University of Tsukuba
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

加齢により、動脈硬化度(動脈スティフネス)は増大し、高血圧や心血管疾患発症のリスクを増加させる。一方、継続的な運動には、加齢による動脈スティフネスの増大を改善させる効果があるが、その効果には個人差が認められる。この個人差が生じる原因には遺伝的な背景が考えられるが、どのような遺伝子の多様性が関与しているかは不明である。心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は、血管拡張作用や動脈硬化抑制作用を有することから、動脈スティフネスに影響を及ぼす可能性が考えられる。本年度は、動脈スティフネスにおける運動効果の個人差にANP遺伝子の多様性が影響すると仮説を立て、中高齢者の習慣的な運動による動脈スティフネスの改善効果とANPの遺伝子多型との関連を検討した。健康な中高齢者291名の1日の平均身体活動量の中央値を基準として、対象を活動群と非活動群とに分けた。ANP遺伝子多型は664G/A(Val/Met)、2238T/C、1837G/A,708C/TをTaqman法にて判定した。動脈スティフネスの指標である上腕-足首間脈波伝播速度(baPW)は、活動群で有意に低値を示した。すなわち、活動群では動脈スティフネスが低下していることが示された。ANPの664G/A遺伝子多型において、GG型のbaPWおよび血中AN膿度は活動群と非活動群との間に有意な差が認められたが、GA+AA型では差が認められなかった。ANPの2238T/C、1837G/A,708C/T遺伝子多型は、活動群と非活動群のbaPWVに影響しなかった。以上より、ANP遺伝子多型664G/Aは、習慣的な運動による動脈スティフネスの改善効果の個人差に関連している可能性が考えられた。

随着年龄的增长，动脉硬化（动脉僵硬）程度增加，患高血压和心血管疾病的风险增加。另一方面，持续运动有改善因衰老而导致的动脉僵硬度增加的效果，但效果因人而异。遗传背景被认为是造成这种个体差异的原因，但尚不清楚涉及哪种遗传多样性。心钠素（ANP）具有血管舒张和动脉硬化抑制作用，因此被认为可能影响动脉僵硬度。今年，我们假设ANP基因多样性影响运动对动脉僵硬度效果的个体差异，并研究了习惯性运动对中老年人动脉僵硬度的改善效果与ANP基因多态性的关系。根据291名健康中老年人的每日体力活动中位数，将受试者分为活动组和不活动组。使用Taqman方法确定ANP基因多态性为664G/A(Val/Met)、2238T/C、1837G/A和708C/T。臂踝脉搏波速度（baPW）（动脉僵硬度指数）在活跃组中显着较低。换句话说，活动组的动脉僵硬度有所下降。关于ANP的664G/A基因多态性，在GG型中观察到活动组和非活动组之间的baPW和血液AN脓性存在显着性差异，但在GA+AA型中没有观察到差异。 ANP 2238T/C、1837G/A 和 708C/T 基因多态性不影响活动组和非活动组的 baPWV。综上所述,认为ANP基因多态性664G/A可能与习惯运动对动脉僵硬度改善效果的个体差异有关。

项目成果

期刊论文数量（5）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Gender differences in the relationship between estrogen receptor alpha gene polymorphisms and arterial stiffness in older humans

老年人雌激素受体α基因多态性与动脉僵硬度关系的性别差异

DOI：
发表时间：
期刊：
American Journal of Hypertension (in press)
影响因子：
0
作者：
Hayashi K;et al.
通讯作者：
et al.

中高齢男女におけるエストロゲン受容体α遺伝子多型と脈波伝播速度の関連

中老年男女雌激素受体α基因多态性与脉搏波传导速度的关系

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
影响因子：
0
作者：
林貢一郎;他
通讯作者：
他

Influence of adiponectin gene polymorphism SNP276(G/T)on adiponectin in response to exercise training.

脂联素基因多态性SNP276(G/T)对脂联素对运动训练反应的影响。

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
Endocrine journal 54
影响因子：
0
作者：
Huang H;Tada Iida K;Murakami H;SaitoY;Otsuki T;lemitsu M;Maeda S;Sone H;Kuno S;Ajisaka R.
通讯作者：
Ajisaka R.

Estrogen receptor-a genotype affects exercise-related reduction of arterial stiffness.

雌激素受体——一种基因型影响运动相关的动脉僵硬度的降低。