パッチクランプ法を用いた内耳蝸牛外有毛細胞の情報伝達機構に関する電気生理学的研究

膜片钳法研究耳蜗内外毛细胞信息传递机制的电生理研究

基本信息

批准号：
12770959
负责人：
山本健人
金额：
$ 1.34万
依托单位：
福井医科大学
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
2000
资助国家：
日本
起止时间：
2000 至 2001
项目状态：
已结题

项目摘要

哺乳類外有毛細胞に対するACh応答およびATP応答の、受容体からチャネルに至るまでの細胞内情報伝達経路を特定することを目的として、パッチクランプ用増幅器、反応加算・解析装置ヒストグラムを導入してニスタチン穿孔パッチ法の実験設備を整えた。急性単離したモルモット外有毛細胞にニスタチン穿孔パッチ法を適用し、膜電位固定下でATPおよびAChを細胞外より投与し、惹起される電流を記録した。その結果、GDPbS(非水解性GDPアナログ)を細胞内に灌流することにより、細胞内のG蛋白を不活性型の状態に保ったままでATP、AChを投与し、それぞれの応答にみられる変化を記録することに成功した。また、GTPgS(非水解性GTPアナログ)を細胞内灌流させ、上記とは逆に細胞内のG蛋白を活性型に保ったままでATP、AChを投与し、それぞれの応答にみられる変化を記録することができた。これらの結果から、ATP応答、ACh応答に関与しているG蛋白の種類を同定するのに有用な記録が得られた。さらに、細胞外のカルシウム濃度種々に変化させ、上記応答にみられる変化を記録することを計画している。これによって、ATP応答、ACh応答に対するカルシウムの役割が明らかになる。今後、これらの結果をまとめて学術雑誌に論文として投稿予定である。

为了确定哺乳动物细胞外毛细胞中从受体到ACh和ATP反应通道的细胞内信号转导途径，我们引入了膜片钳放大器和反应求和/分析直方图，我们为穿孔准备了实验设备。补丁方法。采用制霉菌素穿孔贴片法对急性分离的豚鼠外毛细胞，在膜电压钳制下胞外给予ATP和ACh，记录感应电流。结果，通过将GDPbS（不可水解的GDP类似物）灌注到细胞中，在保持细胞内G蛋白处于非活性状态的同时施用ATP和ACh，并成功记录了在各反应中观察到的变化。此外，将GTPgS（不可水解的GTP类似物）灌注到细胞中，与上述相反，在保持细胞内G蛋白处于活性形式的同时施用ATP和ACh，并记录在每次反应中观察到的变化。能够做到这一点。这些结果为识别参与 ATP 和 ACh 反应的 G 蛋白类型提供了有用的记录。此外，我们计划改变细胞外钙浓度并记录在上述反应中观察到的变化。这揭示了钙在 ATP 和 ACh 反应中的作用。未来，我们计划总结这些结果，并将其作为论文提交到学术期刊上。