シベリア先住民社会における土地私有化と自然資源利用に関する社会人類学研究

西伯利亚土著社会土地私有化和自然资源利用的社会人类学研究

• 批准号: 12710167
• 负责人: 高倉 浩樹
• 金额: $ 1.54万
• 依托单位: Tohoku University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 2000
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2000 至 2001
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-12710167/
• 关键词: 資源利用; 民俗自然観; 先住民; シベリア; ヤクーチア; サハ; 土地所有; 文化人類学; ヤクート; 土地利用; 民俗的環境知識; シャマニズム; 生業; 民族地理学

シベリア・ヤクーチア先住民の社会経済的戦略を、土地の私的利用・所有に関する法制度の展開をふまえつつ、多面的な自然資源利用の観点から社会人類学的に解明することを目指したのが本研究である。狩猟牧畜民である彼等の重層的自然資源利用と土地所有の関係性を理解するため、本年度は、(1)土地および家畜の所有観に関する民族誌資料を新たに収集する一方で、(2)前年度までに集めた資料を含めて、ヤクーチア先住民社会における土地および民族自然観に対する民族誌事例が導き出せる理論的可能性を検討した。これは特に先住民資源管理論・民俗自然知識論といった領域に関わるものである。(3)同時に彼等の自然観・資源利用の実践を支える民俗知識と近年のヤクーチア社会の民族政治状況との関わり--特に近年の民俗宗教復興との関係--について研究をすすめた。その結果は、日本語・英文双方で出版されつつあり、研究発表欄に載せたとおりである。研究実施状況は下記の通りである。5月16日〜20日にかけてカナダ・ケベックで開かれた第4回国際極北社会科学会議(ICASS)で、前年度までの成果を発表した。その後、国立自然史博物館(アメリカ合衆国ワシントンD.C.)の極北研究センターで資料収集を行う一方で、同所に勤務するI.クループニック教授と面談し、筆者の調査及び理論研究について助言を受けた。さらに6月中旬から7月初頭にかけての3週間、ロシア連邦サハ共和国で民族誌的調査を行った。ここでは主として先住民サハ人の伝統的儀礼馬乳酒祭に対して参与観察を行い、民俗自然観および土地所有観念に関する資料を収集するとともに、これらの儀礼が今日の民族政治状況のなかでもつ意味づけについて調査を行った。また大阪にある国立民族学博物館、網走市にある北方民族博物館において資料収集を行った。

本书旨在从多方面自然资源利用的角度，从社会人类学的角度阐明西伯利亚和雅库特土著人民的社会经济战略，同时考虑到有关私人土地使用和所有权的法律制度的发展。研究。为了了解这些狩猎牧民对自然资源的多层次利用与土地所有权之间的关系，今年我们将（1）收集有关他们对土地和牲畜所有权的看法的新民族志材料）包括收集到的材料；去年，我们研究了推导出雅库特土著社会土地和民族自然观的民族志实例的理论可能性。这与本土资源管理理论和民间自然知识理论等领域尤其相关。 （3）同时，我们对支持其自然观和资源利用实践的民间知识与近年来雅库特社会的民族政治状况之间的关系，特别是与近期民间宗教复兴的关系进行了研究。研究结果以日语和英语出版，并列在研究报告部分。研究实施情况如下。去年的成果在5月16日至20日在加拿大魁北克举行的第四届北极社会科学国际会议（ICAS）上公布。后来，我在国家自然历史博物馆北极研究中心（美国华盛顿）收集资料时，遇到了在那里工作的I. Krupnick教授，并得到了关于我的研究和理论研究的建议。此外，我从六月中旬到七月初在俄罗斯联邦萨哈共和国进行了为期三周的民族志研究。在这里，我们主要对萨哈原住民的传统仪式——喝马奶节进行参与式观察，收集有关民间自然观和土地所有权的资料，以及这些仪式在当今民族政治局势中的意义。我们进行了一项关于依恋的调查。我们还在大阪国立民族学博物馆和网走市北方民族学博物馆收集了资料。

项目成果

Takakura,Hiroki: "Becoming a Soviet Village, Then Taking Off the Soviet Village"『社会人類学からみた北方ユーラシア』(井上紘一編、北海道大学スラブ研究センター). (印刷中).

高仓弘树：从社会人类学的角度看欧亚大陆北部“成为苏联村庄，然后起飞苏联村庄”（北海道大学斯拉夫研究中心井上浩一编辑（正在出版）。

Takakura,Hiroki: "Naselenie severnoj yakutii : mnenir zarubezhnykh issledovatelej"Respublika Sakha (Yakutiia): Put'k suvernitetu (Yakutsk : IGI AN RS (Ya)). 193-220 (2000)

高仓弘树：“Naselenie severnoj yakutii : mnenir zarubezhnykh issledovatelej”Respublika Sakha（雅库特）：Putk suvernitetu（雅库茨克：IGI AN RS（雅））。

高倉浩樹: "群を放つ-トナカイ飼育における群の行動統御の概念と技術"『自然観の人類学』(松井健編、榕樹書林). 213-246 (2000)

Hiroki Takakura：“释放牛群 - 驯鹿繁殖中控制牛群行为的概念和技术”，自然景观人类学（Ken Matsui 编辑，Shorin Shorin）213-246 (2000)。

Hiroki Takakura: "Institutionalised Human-Animal Relationship and the Aftermath : A Reproduction Process of Horse-bands and Husbandry in Northern Yakutia, Siberia"Human Ecology. 30-1(2002年3月刊行). (2002)

Hiroki Takakura：“制度化的人与动物关系及其后果：西伯利亚北部雅库特的马群和畜牧业的繁殖过程”《人类生态学》（2002 年 3 月出版）。

高倉 浩樹: "賢人と狩人--シベリアの牧畜民サハの父親像"松園万亀雄編『くらしの中の文化人類学:父と子』雄山閣. (2002年6月刊行予定). (2002)

高仓弘树：《智者与猎人：西伯利亚牧民萨哈的父亲形象》，松园真纪夫主编，《日常生活中的文化人类学：父亲与孩子》，游山阁（预定2002年6月出版）。