精神神経発達と老化,痴呆による脳内代謝物濃度と分布の変化についての検討

神经精神发育、衰老以及痴呆引起的脑代谢物浓度和分布变化的研究

• 批准号: 09770702
• 负责人: 原田 雅史
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: The University of Tokushima
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1997
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1997 至 1998
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-09770702/
• 关键词: Proton MRS; 定量化; 精神発達; 痴呆; アルツハイマー病; 自閉症; 老化; 精神発達異常; 代謝物濃度

Proton MR Spectroscopy(MRS)を用いて脳内代謝物を定量化し、年齢における正常変化と精神神経発達障害や痴呆性疾患における変化とを比較検討した。Proton MRSで観察できる代謝物のうち、定量化を試みたものはNAA,totalCreatine(Cr),Choline含有物質(Cho)及びInositol(Ins)である。(小児神経発達)小児では乳児においてNAA,Cho,Insの著明な変化を認める。しかし2才からその変化はゆるやかとなり定量化の誤差によるばらつきも考えられ、有意差としては認めない。疾患では、器質的な変化を認めない精神運動発達遅延患児ではNAAの有意な低下を認めた。器質的な変化に乏しい疾患として自閉症があるが、その定量的な検討では、海馬を中心とした大脳辺縁系のNAAの低下と小脳半球におけるNAAの低下が認められ、かつその低下程度が症例よる相関がr=0.7程度でみとめられた。その他leukodystrophyではNAA低下以外にInsの上昇も認め、疾患に特徴的な代謝物変化を認めた。(高齢者における加齢性変化)成人でも部位による代謝物濃度の加齢性変化を認めた。レンズ核ではNAAの低下が年齢に相関して認められたが、前頭葉では加齢性変化ははっきりしない。しかし、Alzheimer病患者及びPick病患者では前頭葉においてもNAAの低下を認め加齢性変化と痴呆に伴う変化との区別が可能であることが示唆された。血管性痴呆患者においては正常な加齢性変化以上のNAAの低下をレンズ核に認めた。(まとめ)NAAの代謝物濃度はMRIの画像変化以上に精神神経発達や障害に対して鋭敏でありかつ定量的な比較が可能である。その他の代謝物の変化は疾患特異的な代謝物変化を反映することがあり、臨床診断においてもproton MRSの定量評価は有用と考えられた。

使用质子磁共振光谱（MRS）对大脑中的代谢物进行定量，并将随年龄增长的正常变化与神经精神疾病和痴呆症的变化进行比较。在质子 MRS 可以观察到的代谢物中，我们尝试量化 NAA、总肌酸 (Cr)、含胆碱物质 (Cho) 和肌醇 (Ins)。 （小儿神经发育）在儿童中，婴儿中观察到 NAA、Cho 和 Ins 的显着变化。然而，2岁以后，这种变化就变得渐进，并且变化可能是由于量化误差造成的，差异不被认为是显着的。关于该疾病，在精神运动发育迟缓但没有任何器质性改变的儿童中观察到 NAA 显着下降。自闭症是一种器质性改变很少的疾病，但定量研究表明，以海马为中心的边缘系统中NAA减少，与小脑半球NAA减少之间存在相关性，r=0.7。在其他脑白质营养不良患者中，除了 NAA 减少外，还观察到 Ins 增加，并观察到疾病特征的代谢变化。 （老年人的年龄相关变化）在成人中也观察到了代谢物浓度随部位的年龄相关变化。在豆状核中观察到 NAA 的减少与年龄相关，但在额叶中与年龄相关的变化尚不清楚。然而，在阿尔茨海默病和皮克病患者中，额叶中也观察到 NAA 的减少，这表明可以区分与年龄相关的变化和与痴呆相关的变化。在血管性痴呆患者中，观察到晶状体核中 NAA 的减少，超过了与年龄相关的正常变化。 （总结）NAA 代谢物浓度比 MRI 图像变化对神经精神发育和疾病更敏感，并且可以进行定量比较。其他代谢物的变化可能反映了代谢物的疾病特异性变化，质子 MRS 的定量评估也被认为有助于临床诊断。

项目成果

原田雅史: "Proton MRSにおける脳内代謝物の横緩和時間について-定量化に関わる要因として-" 日本医学放射学会雑誌. 第57巻 6号. 350-352 (1997)

Masashi Harada：“质子 MRS 中脑代谢物的横向弛豫时间 - 作为与量化相关的因素”，日本医学放射学会杂志，第 57 卷，第 6 期。350-352（1997 年）。

原田雅史: "Proton MR spectroscopyの定量化における基礎的検討と慢性脳虚血性疾患に対する応用" 日本医学放射学会雑誌. 第57巻 8号. 5-10 (1997)

Masashi Harada：“质子 MR 波谱定量的基础研究及其在慢性脑缺血性疾病中的应用”，日本医学放射学会杂志，第 57 卷，第 8. 5-10 期（1997 年）。

Hideki O,Harada M: "Quantitative Proton MRS on autistic patients" Neuroradiology. (in press).

Hideki O，Harada M：“自闭症患者的定量质子 MRS”神经放射学。

大塚秀樹、原田雅史: "自閉症における脳代謝物の検討" 日本次期共鳴医学会誌. 18・1. 38-43 (1998)

大冢秀树、原田正志：“自闭症脑代谢物的检查”日本共振医学会杂志 18・1（1998 年）。