異方性を用いた下部地殻の流動の時空間変化に関する研究

利用各向异性研究下地壳流动时空变化

基本信息

批准号：
10740217
负责人：
平松良浩
金额：
$ 0.9万
依托单位：
Kanazawa University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1998
资助国家：
日本
起止时间：
1998 至 1999
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は地震発生場としての地殻、特に下部地殻、の性質の時間的・空間的な変化を解明しようと試みたものである。地震の発生は地殻内の応力状態によって支配されており、下部地殻の流動が上部地殻での地震発生に大きな影響を与えている可能性が指摘されている。地殻の応力・流動状態を定量的に観測することは、地震発生場としての地殻の性質の変動の解明に繋がる。このような地殻状態の観測にはS波スプリッティングを用いた地震波速度異方性の解析が非常に有効な手法である。本研究では、将来M8クラスの巨大地震の発生が予測されている東海地方において1986〜1999年までに発生した多数の地震を用いて、S波スプリッティングの解析から地震波速度異方性の時間的・空間的な変化を求めた。この地域では地殻内と沈み込むフィリピン海プレート内という異なる深さで地震が発生するため、上部・下部地殻の地震波速度異方性をそれぞれ推定することに成功した。地震波速度異方性の主軸の方向が上部地殻、下部地殻共に同一の方向を向き、共に同じ応力場により支配されていることを示した。また、下部地殻の地震波速度異方性の強さが0.5%であることを初めて観測から示した。本研究が当初意図した下部地殻の異方性の時空間変化の検出は今後のデータの蓄積を待つ必要があるが、1997年を境にして新豊根観測点では地震波速度異方性の強さが有意に変化、犬山観測点では変化が無いことを発見した。異なる深さの地震による地震波速度異方性の強さの変動の比較により、地殻最上部に時間変化の原因があることを示し、地震波速度異方性の強さの空間的な変動パターンが1997年愛知県東部地震による体積歪みの変化によるクラック密度の変化により解釈できることを示した。このように統計的にも有意かつ弾性論的にも明瞭な意味付けを行った地震波速度異方性の強さの時間変化の研究は過去に例を見ないものである。

这项研究试图阐明地壳生成地点的地壳特性的时间和空间变化，尤其是下层地壳。发生的地震由地壳内的应力条件支配，并且已经指出，下地壳中的流动可能对上皮中的地震发生产生重大影响。对地壳的应力和流量的定量观察导致阐明地壳的性质的波动作为地震生成地点。对于观察这种地壳状态，使用S波分裂对地震速度各向异性的分析是一种非常有效的方法。在这项研究中，我们使用了1986年至1999年之间在Tokai地区发生的大量地震，该地震将来发生了Mega-M8地震，并计算了S-Wave分析分析中地震速度各向异性各向异性各向异性各向异性各向异性的时间和空间变化。在该区域，地震发生在菲律宾海板内部和俯冲内部的不同深度，因此我们成功地估计了上皮和下地壳的地震速度各向异性。结果表明，地震速度各向异性的主轴的方向在同一和下地壳方向上沿相同的方向定向，并且都由相同的应力场主导。此外，观察结果首次表明下壳的地震速度各向异性为0.5％。最初打算通过本研究打算等待未来数据积累的下层外壳各向异性的时空变化的检测，但是从1997年开始，人们发现，地震速度各向异性的强度在Shintoyone sistervoration和Shintoyone sistervatory中发生了重大变化，并且在Shintoyone spertervatory中没有变化。比较由于不同深度的地震而导致的地震速度各向异性强度的变化表明，地壳顶部存在时间变化的原因，这表明地震速度各向异性各向异性的空间变化模式可以通过由于19977年easter easter easter easter easter eastear造成的裂纹变化而被裂纹密度的变化来解释。这项研究在过去的统计，重要和弹性理论方面清楚地定义了地震速度各向异性强度的时间变化，过去是前所未有的。